クリスマスのプレゼピオ定点観測|写真&まとめ
クリスマスシーズンになると、定点観測のようにある教会のプレゼピオ(降誕場面)を撮りに行く年が増えてきたので、まとめ記事を作って毎年更新していくのはどうかしら・・・と、思い立ちました。
その教会は、広島市中区にある、カトリック幟町教会 世界平和記念聖堂。原爆・戦争の犠牲者への追悼と世界平和祈願を目的として建設されました。爆心地から、おおよそ1.2km。「夏の花」「鎮魂歌」を書いた原民喜さんのお住まい&ご実家は、この教会のすぐそばにありました。
そのようなわけで、私にとっても少なからず思い入れのあるエリア、教会です。
中庭に、毎年プレゼピオがつくられます。東南アジア由来の信徒さまがデザインするなど、国際色も感じられます。
縮景園にほど近いので、MY写真スポットのひとつです。
プレゼピオとは
聖書に伝わるイエス・キリストの降誕物語を、立体的な人形を配置して再現したもの。
この馬小屋(家畜小屋)をはじめて作ったのは、イタリアの聖人、アシジの聖フランシスコだと言われています(1223年)。
プレゼピオ伊/クリブ英/クレーシュ仏/クリッペ独・・・などお国によって呼び名は様々です。私の周囲では、カトリックの方はプレゼピオ、プロテスタントの方はクリブと呼ぶ方が多い印象。
ただ、プロテスタントだと、どちらかといえば「生命の木」であるクリスマスツリーのほうが伝統的みたいですね。ドイツでは、アドヴェント(待降節)の期間中クリスマスを迎える準備をしますが、クリスマスツリーは12月24日から1月6日までという家庭が多いそうです。1月6日/公現日は、東方からやってきた3人の賢者(天文学の博士。"王"とも)が幼子イエスをようやく探し当てて礼拝した日とされています。イエスさまの降誕の後こそおめでたい日々が続くということなのでしょう。・・・ですので、クリスマスツリーをはじめ、クリスマスの飾りは慌てて片付けなくても大丈夫。ヨーロッパの伝統では、最長で2月2日までだそうです(◍•ᴗ•◍)✧*。
クリスマスシーズン、いつからいつまで?
クリスマスシーズンをもう少し細かい期間で見ていくと、教派によっていろいろな分け方があるようですが、おおむね下記のような祝い方をするようです。
日曜日を起点に数えるため、年ごとに期間が異なります。
待降節・・・12月24日までの4週間ほど
降誕祭・・・12月25日
降誕節・・・12月24/25日から1月6日直後の日曜日まで。とくに、1月6日までをthe Twelve Days of Christmas、1月6日(公現日)を十二夜/Twelfth Nightと呼ぶ。シェイクスピアの同名の戯曲Twelfth Nightは、1月6日に上演するためにつくられたと言われています。
クリスマスシーズンの終わり・・・2月2日の聖燭祭をもって正式に締めくくられるようです。この日はヨーロッパで昔から立春の祭の日とされていた兼ね合いもあるそうです。
2024シーズン
2023シーズン
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