
【うつ病】薬を断薬して2カ月目の今と出来なくなったこと
去年の11月半ばから、就寝前に飲んでいた薬を意図的に飲み忘れたりして12月にはほぼ飲まない生活になった。
断薬に成功したとはまだ言い切れないが、その過程や近況を綴っていきたい。
同志たちの参考になれが幸いだ。
まず断薬に至るまでだが、
11月あたりかなり調子がいい日が続き、ちょっとずつ抜いてみようと1日置き、2日置き、また1日置きとまばらに間隔を空けていった。
離脱症状はもちろんあったし、なかなかしんどかった。
めまい 頭痛 不安感 脱力感 吐き気
こんなところだろうか。とにかく体にもう1人乗っかっているような重さ、何もしたくない気持ちと何かしなくてはという焦り、動けない自分への嫌悪感。
朝は特に顕著で、仮死状態な感じで子どもを送迎していた日もあった。
そんなダウナーな時もあったが、徐々にいわゆる普通の人のように朝の身支度ができる日も増えて、ひどい離脱症状が抜けていった。
無理して断薬しなくてもいいのだが、どうしても薬に頼って生きるのが嫌だったし、2年以上飲み続けている状況を変えたかった。
今なら言えるが、「うつ病には朝の散歩がいい」というが、
そんなもん一度どん底まで落ちた人間には、したくても無理なのだ。
なぜならベッドから出てきても眩暈と吐き気でそれどころではないから。そして、散歩すらできない自分をこれまた責めてしまう。
なので、うつ病真っ只中の人は、散歩すらできないと落ち込まないでほしい。
外の空気を吸って気持ちがいいのも、そこそこ体調のいい人間だから感じれるのだ。フィジカルもメンタルも死にかけで外に出ても地獄が待ってるだけだ。(特に真夏と真冬)
まずは寝ながら座りながらできるヨガやストレッチができたら満点と思うように過ごした。
話は逸れたが、とりあえず今は、どうしようもなくなった時だけお守りにもらっている頓服を服用している。
まあこの頓服がよく効くもんで、飲んで15分ほどすると頭が強制シャットダウンされて眠りにいざなってくれる。
なんともクセになりそうなので、服用はかなり慎重にするようにしている。
また、うつ病のせいなのか、出産がきっかけなのか分からないが最近感じるのは、
・数を数えるのが困難
仕事で仕分けするとき、編み物の目を数えながら編んでいるとき
「1,2,3,4…あれどこまで数えた?」と絶対になる
・自分もでもひくほど忘れっぽい
何分の電車に乗るぞとスマホのナビを閉じた数秒後もう忘れている
・文章を書くのが難しくなった
以前は、すらすらと文章を書けていたし、なんなら楽しかった。
今こうして書いてるのはリハビリと思って、ぽちぽちタイピングしている
・長時間、勉強すると、過呼吸のよう症状が出る
産前、TOEICを半日ほど勉強なんてなんなくできていた
またTOEICや簿記の勉強を始めてみるも、机上ではめまいが、
そして寝る前電気を消すと過呼吸になる
この辺りだ。
脳科学のポッドキャストを聞いてると、興味深いことを話していた。
「最近の研究結果で、うつ病は脳細胞の炎症であることがわかった」と。だから、今ある抗うつ薬と呼ばれるもので、サクッとは治らないのだと。
ふむ、今後の偉い人たちに頑張ってもらいたい。
というのが言いたいのではなく、
炎症ということは、時間が経てばはいつかは治るだろうということ。
例えば火傷なら、時間が経てばある程度は治る。
でも、その火傷の具合ではどうしても完治は難しかったりする。(皮膚を移植すれば別の話だが)
なら、うつ病も見えない火傷なんだと思うことにした。
自分の後遺症のようなものは、その脳細胞の炎症具合の現れだと。
気長に付き合っていくしかないなと。
これだけ頑張ったんだから、もう二度と火傷しなように自分に優しく生きていくかという風に。(これが中々難しい、特にうつ病になるような人間は)
まあそんな感じで、アッパーになったり、ダウナーになったり、目まぐるしい日々ではあるが、うまく自分の手綱を握っていけるようになりたいと思う。