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【転職活動】あるINFJの転職活動日記 ①フリーザ様にビビる

今回は転職活動日記です。未経験可の求人に飛び込んだもののフリーザ様にビビって帰ってきた話。


1.突然ですが!

 突然だが、筆者blueは転職活動をやっている。主な動機としてはやはり自身の将来性にある。現職はある程度の専門性を持った営業職というポジションなのだが、技能も営業も実は不得手であるためだ。

普段書いている文章が理屈っぽいので説得力がないのだが、筆者は感情型の性格をしている。MBTIで言えばINFJという性格にあたるが、個人プレイヤーとしては不向きで、シビアに結果や実績を追求できる性格でもない。

得意分野としてはやはり他者理解・協調性になる。そのため今更ながら本領を発揮できる職種に転向したいという思いがあるのだ。

①在職中の転職活動

 今回は在職中の転職活動を行っている。前回は会社辞めて無職から転職活動だったが、今回は営業職で外出ができる=面接に行けるので、スキマ時間や有休、振休などを使って面接を受けている。

しかしこれはなかなかしんどい。普通に会社行って終わってから転職活動やるので二重生活となってしまう。もし結婚してたら三重生活だ。これはマジで体がもたねぇ‥‥。

特に筆者の場合、先延ばし癖があるのでメール確認が遅くなりやすく、この点もなかなか克服できないでいる。やらなければならないのはわかっているが、就活=受かるまで落ち続ける なので気が重く、こんな感じの心持ちになっている。


②未経験職種への転職

 また今回は営業職以外の間接部門職を少し受けている。総務、人事、経理といったバックオフィス系の職種だ。

まあコレ毎回なのだが、はじめに未経験歓迎の案件にダメもとで応募してみて、やっぱりダメそうなら同業種や経験済の職種で探すか、みたいな感じになる。これも営業職辞めたい人あるあるだろう。

前回までの転職活動では2敗していて今回もおそらく難しい感じはあるが、やってみなければ始まらない。ダメでも現職や同業種なら仕事にはありつけそうなので、転職サイトからお試しでエントリーしてみて、反響があったところから面接という感じになっている。


2.面接まで意外とイケる‥‥だが

 未経験職種の応募は大体いつも書類選考で切られるのだが、今回はなぜかそれなりに通っている。年齢上がっているはずなのに何故だ。

おそらく時期的なもの(1月~3月)と現役の営業職というのが効いていると思われる。面接には呼ばれるものの決して捗々しくはなく、一進一退という感じになる。

①面接官の圧がスゴイ

 未経験歓迎で読んでくれたセクションの面接官は圧が強い人が多いところが何件かあった。MBTIで表すとESTJ・ENTJという人だ。なおENTJの人はMBTIを知っていたのだが、人間味がまるで感じない。いずれも合理性が人の皮をかぶったような方だった。

別に圧迫面接をされたわけじゃない。「未経験でお前に何ができんの?」とか「この空白期間は何だ?」系の聞かれ方もしなかった。筆者は結構ヒドい経歴の割に、資格はそれなりに持っているのでツッコミどころが実に多いのだが、そこは紳士的対応をしていただいた。

だがこの人たちはとにかく合理性・効率が前面に出すぎていて、圧の強さから息が詰まる。おそらく要求水準は高く完璧にこなして及第点、できないとペナルティといった感じになるだろう。筆者は不注意特性があるので、この合理性で後々殴られることが容易に想像できる。

一応話や表情には合わせるものの、次第に顔色が青くなっていき、終わったエレベーター内では気疲れしてしまった。名は体を表すとは言ったものだ。

②そもそも無理くない?

 もうひとつ面接に出向いて思ったのが、この仕事そもそも無理くない?という案件が結構多かった。これらは未経験380万の案件としては要求水準が高く、パワーレベリング経験者の筆者としてもちょっとキツイと思った。

鬼滅の刃でたとえると無惨様から血を与えられて爆発するかしないかみたいな感じ。見事耐えきれば厭夢みたいに超パワーアップできるが‥‥。うーん

 ある法務(※未経験歓迎)

 ある企業の法務の仕事は説明を聞きに行ったのだが、パラリーガルとしてはかなりレベルが高そうな案件だった。

セクションは自分入れて2人で忙しいため教育はほぼなし。法令は自学自習と仕事の中で覚えてというスタンスだ。リーガルチェックなどのルーチンもあるにはあるが、簡易裁判所での少額訴訟などは全部お任せしますという感じだった。

顧問弁護士は当然いるのだが全部投げているわけではなく、簡裁案件の債権回収についてはやってくれというものだ。評価基準も営業と同じで、債権回収できればそれは個人実績になるし、できなければゼロというもので、ロースクール卒か実務経験者じゃないとこれは厳しいと思った。

経歴や資格は買ってくれていたのだが結果はサイレントお祈り。まあ向こうも察してくれたのだろう。これは残当。

 ある採用担当(※未経験歓迎)

 別の人事(中途採用)の仕事だが、セクションは1人で上司(上記のESTJで役員)は別の事業所勤務だ。労務や入退職手続きはパートさんか社労士事務所に外注なので事務処理面のスキルは付かない。

パート社員入れて1,000人規模の会社の求人業務で、募集広告の出稿、反響があれば面接を行う。ここまでは良い。応募・内定者数の効果測定を行い、募集広告のオンオフ・業者との予算折衝などをこなし、役員に成果を報告。KPI目線で業務改善していくわけだが‥‥

っていうかコレ人事課長とか管理職の仕事じゃね?

セクションに1人のみというのはちょっとなぁと思う。そもそも未経験者がやっていい仕事じゃねえよぉ‥‥。

これは選考中でかなり迷う。もともと人事志望だったので望外の事ではあるのだが、基本問題抜かしていきなり応用問題からチャレンジする感じはある。あとはこの上司と上手くやっていけるかどうかだが、何かヘマをやらかした際にビームで消される未来しか見えない。


3.転職活動中に思ったこと

①世間の常識 自社の非常識

 転職活動は終わらない限り不採用を食らい続けることになるのでかなりしんどい。メールや就活サイトのログインも億劫にはなる。しかしその一方で、他者の風土・ビジネスモデルを垣間見れる点は興味深い。

現職の場合、営業のやり方がかなり古臭く、平成中期頃からアップデートできていないように思う。事務や経理処理のワークフロー、人材採用の仕方などの古さも目立つ。これは転職活動をするとより浮き彫りになった。これでは他社に勝てない。

具体的には、営業案件は属人的で教育研修もないためスキルが身に付かない。営業形態こそルート営業で安定しているが、マーケティング未導入で解約が相次いでいる。営業手法は典型的なプッシュ戦略でプル戦略を導入していない。DX化も進んでおらず事務処理効率も悪いという感じである。

転職面接で伺ったところ、業務効率化に取り組んで省力化がかなり進んでいる企業も見受けられた。自社と比べるとかなり先進的で、ガチの進学校と自称進学校くらいの違いがあって、あと10年も経ったら実力差は歴然だろう。もし同業でこんな会社があったらもうやばいかもしれない。

②なんか人材の要求水準すごく上がってない?

 ただしそういった企業組織が働きやすいか、長く居られるかというと多分話は別だろう。むしろスパルタンすぎてきついと思われる。未経験380万、見込み残業40hとかの環境で走り続けられるかというと難しいだろう。実績作って階級が上がれば年収は上がります、と言われてもだ。

組織として急拡大の最中だったり、あるいはムダを一切排除して筋肉質になりすぎても、人が長く定着しそうな感じはしない。常に成果を求められて気が休まらないだろう。正直言えば筆者はそういった環境に拒絶反応はある。

サラリーマンは正社員として働く場合、難しい仕事や心理的負荷を要する仕事に耐えられる奴しか生きていけなくなっていると感じる。営業ならTeamsで移動中でも会議に参加できますとか、転職活動はアプリ入れれば合否すぐ見れますとか、技術的に可能=人間として可能 とは限らない。


業務効率化で仕事の密度が上がってマルチタスク!
余暇時間は新しい枠組みや技術の勉強!自己成長!自己実現!
そりゃ病む人増えるよ‥‥

人間は1日24時間の世界で生きている。身体も1つしかない。ある仕事を効率化してもその隙間に他の仕事放り込まれるわけで楽になるわけじゃない。物価や労働生産性は上がっても賃金は上がらない。そうやって効率化した成果や実績は全て資本家の利益に集約される。

未経験職種で呼んでくれるのは嬉しかったが、これ(380万)でやるか?というのは率直な感想だ。楽な仕事などないのは百も承知なのだが、経験者も敬遠されたので未経験者を呼ばざるを得ないのでは?というのはちょっと頭をよぎった。

③ESTJ・ENTJ上司とうまくやっていけるか?

 それからESTJ・ENTJが上司になりうるパターンは実は初めてだったのだが、これは結構キツイのではないかと思う。なんていうかアレだ。面接受けている間、名文と名高いフリーザの群れコピペを思い出してしまった。



この文章で面白いのは、おそらく書いている人もそこそこできる人なのが伝わってくる点だ。仕事出来る感じがある。

凡人でも全力で走り続ければギリギリで達成できるように計算されたレールというのも恐ろしい。これができないのは能力ではなく意欲の問題であり、怠惰であることは許さない(=言い逃れができない)というのはある意味でスゲーリアルだ。

面接いただいたESTJやENTJの担当者も、合理性以外の要素が全く読み取れなかったし、そのうちビーム出して一瞬で消されそうな怖さはあった。俺はフリーザになれるのか?おそらくちょっとなれそうにない。


4.自社の良さにも気が付く

 何社か回ってみると、自社のダメダメなところと共に、意外と悪くない点も見えてくる。例えば筆者は営業職ではあるが正論マンにキリキリ詰められるというのはあまりない。前会社で作業員やってた頃にイスぶん投げられたことはあったが笑

話の流れで飲みに行くことになり、上席2人(ESTP、ESFJ)、同僚1人(ISTP)、私(INFJ)の4人で話していたのだが、お前だけ反省会になるとか、プレッシャーをかけられるとか、そういうのはなかった。

この事業部はSP型が多いが、組織作りや情報共有が上手くない一方で、ネチネチと嫌味を言ってきたり圧力をかけてきたりというはあまりなく、あくまでカラっとしているのでやりやすい。ノルマや達成度は確かにあるが、それはそれ、これはこれという感じである。

こうなると転職の決意が少しボヤける。このままだと自身も会社もまずいのはわかっているが、非情になり切れない性格もあって、かなり引っ張られてしまう。優柔不断なところは直さなければならない。


まとめ

 たまにはプライベートネタを、ということで今回は転職活動日記を書いててみました。なんだかまとまらない文章だけど、今まさにこんな感じで、葛藤や戸惑いは割と臨場感を持って書けたのではないかなと。

落とし所としては、今回も現職に近い職種になると思います。異職種転職ってやっぱりそれだけ難しいんです。しかしキャリアチェンジする可能性もワンチャンあるという感じで、やってみないとわからないっすね。

ただ筆者もいい年なのでそろそろ決めたいところ。けどこればっかりはなぁーやっぱ難しいよなぁーという近況です。ある程度まとまったらまとめ記事書けるので、ネタ作りも兼ねてぼちぼちやってます。それではまた。


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