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愛と性【カトリック教会の教え】

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愛、性、身体、結婚に関するカトリック教会の教えをまとめました。
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#カテキズム

体と性について【カトリック教会の教え】

天使とちがい、”霊”と”体”をもつ存在として神に造られた「人間」。それなら、この”体”には何か意味があるのでしょうか?”性”には意味があるのでしょうか? カトリック教会の教えをまとめた『カトリック教会のカテキズム』のなかには、人間の体の意義が書かれています――「”神の似姿”の尊厳にあずかる」。 今回は『カテキズム』から、「肉体」「性別」「貞潔(心と体を清く保つこと)の徳」「倫理に反する手術」の箇所だけ選んでご紹介します。(※副題追記)。 *** 神にかたどって造られた

同性愛について【カトリック教会の教え】

カトリック教会は、同性愛について実際どのように教えているのでしょうか? カトリック教会の教えは『カトリック教会のカテキズム』、通称『カテキズム』という本にまとめられています。昔は『公教要理』と呼ばれていました。教義を章ごとに分けて説明しています。段落ごとに番号がふられ、番号をひけば、その箇所が読めるようになっています。 以下は、そこからの抜粋です。要点を後半にまとめました。  *** 抜粋2357 同性愛とは、同性に対してのみ、もしくはおもに同性に対して性愛を抱く男同