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同性愛や性同一性障害に関するカトリック教会の教えと、元同性愛者、元トランスジェンダーの人たちの声、その他関連記事を集めました。当事者で悩んでいる人、その家族、友人、司牧をするすべての人に役立ちますように。

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マガジン

  • キリスト者として生きる

    キリスト者の美徳、聖性を生きるためのヒントをまとめました。

  • 同性愛・性別違和の関連記事

    同性愛、同性婚、性別違和、LGBTQ運動に関する記事をまとめました。

  • 愛と性【信仰のあかし】

    元同性愛者・元トランスジェンダーたち、彼らの司牧者の信仰のあかしをまとめました。

  • 愛と性【カトリック的解説】

    愛、性、身体、結婚に関するカトリック教会の教えの解説をまとめました。

  • 愛と性【カトリック教会の教え】

    愛、性、身体、結婚に関するカトリック教会の教えをまとめました。

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はじめに

どこか虹を超えたところ 青い鳥たちは飛ぶ 鳥たちは虹の上を飛ぶ それなら、なぜわたしにできないの? もし幸せな小さな青い鳥たちが飛んで 虹を超えることができるなら なぜ、ああ、なぜわたしにできないの? *** noteを始めたわけ女優ジュディ・ガーランド主演映画『オズの魔法使い』で歌われた歌「虹の彼方に(Over the Rainbow)」の歌詞の後半部分です。本作品は「LGBT」運動を推進する人たちによく好まれ、6色の虹はその活動のシンボルとして使われています。 昨

    • 四旬節の黙想③ 清いこころといつくしみ

      「貞潔」の徳の真の意味について、Desert Stream Living Waters(砂漠から湧き出る生ける水)ミニストリー創立者のアンドリュー・コミスキーさんが6回にわたって指導する「貞潔といつくしみ」シリーズをご紹介します。6週間の四旬節(復活祭に向けた準備期間)に合わせた構成になっています。 第1・2回目はこちら↓ アンドリューさんは同性愛者でしたが、後に女性と結婚し、4人の子どもに恵まれました。牧師として元同性愛者たちのためのミニストリーを行っていましたが、20

      • 四旬節の黙想② 清いこころといつくしみ

        「貞潔」の徳の真の意味について、Desert Stream Living Waters(砂漠から湧き出る生ける水)ミニストリー創立者のアンドリュー・コミスキーさんが6回にわたって指導する「貞潔といつくしみ」シリーズをご紹介します。6週間の四旬節(復活祭に向けた準備期間)に合わせた構成になっています。 第一回目はこちら↓ アンドリューさんは同性愛者でしたが、後に女性と結婚し、4人の子どもに恵まれました。牧師として元同性愛者たちのためのミニストリーを行っていましたが、2011

        • 四旬節の黙想① 清いこころといつくしみ

          「貞潔(心身を清く保つこと)」はよく誤解されている美徳の一つかもしれません。「自分を押し殺す」ことを他人や教会に強要されるなんて嫌! とネガティブなイメージをもっている人も少なくないと思います。でも「貞潔」は本来、何を目標としている美徳なのでしょうか? Desert Stream Living Waters(砂漠の生ける湧き水)ミニストリー創立者のアンドリュー・コミスキーさんが6回にわたって指導する「貞潔といつくしみ」シリーズをご紹介しようと思います。この黙想ガイドは、6週

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        記事

          父のゲイ生活は、私から愛する父を奪った

          どんなに裏切られ傷つけられても、お父さんのことを理解してあげたい、愛したい――このような感情を抱く、家庭不和で育った子どもたちは多いようです。 子ども時代に家庭内不和を経験した人々の声に耳を傾け、家庭の大切さを啓発するNPO 、「Them Before Us(="大人の私たちよりも子どもたちを優先に")」 のサイトに掲載された、マリーの手記をご紹介します。マリーの小さい頃に両親は離婚し、その後マリーは、ゲイ生活を送るようになった父に寄り添いました(関連資料として紹介。以下、

          父のゲイ生活は、私から愛する父を奪った

          カトリックの私に同性パートナーが言った意外なこと

          カトリックの伝統に「ノヴェナ」という信心業があります。同じ意向を九日間連続して祈るものです。この祈りを通して、思いがけない体験をしたクリスの話をご紹介します。クリスはこの体験を境に、同性愛の傾向をもつ人々のためのミニストリー、Courage International のメンバーになりました(以下、和訳。リンクは文末)。 *** 私と私の元同性パートナーがひょんなことから、Courageのメンバーになることになった経緯をお話しします。 12月8日のその日――正確に言うと、

          カトリックの私に同性パートナーが言った意外なこと

          神のいつくしみとサマリアの女

          「神のいつくしみ」とは具体的にいえば、どのようなものでしょうか?ヨハネの福音書におけるキリストとサマリアの女との会話にはどのような意味があるのでしょうか?Word on Fire のロバート・バロン司教が解説します(以下、動画の和訳。リンクは文末)。 *** 2016年7月7日公開の動画 2週間ほど前、私はローマを訪れる機会を与えられました。「いつくしみの特別聖年」をお祝いする司祭の行事に参加するためです。ローマに集まった世界中の英語圏の司祭達に挨拶をする大変光栄な機会

          神のいつくしみとサマリアの女

          「みだらな思い」と「心の中の姦淫」

          マタイの福音書5章で、イエスが人々に注意を促している「みだらな思い」とは何なのでしょうか?日常生活において、私たちはこれをどのように捉えるべきでしょうか?誰かに性的に惹かれること自体が「罪」なのでしょうか? カトリック・プロダクションズ(Catholic Productions) の聖書学者、ブラント・ピートリー博士の解説の一部をご紹介します(以下、和訳。動画と英文へのリンクは文末)。 *** 2020年1月17日 マタイによる福音書‬ ‭5章27~30‬ 節 あなたが

          「みだらな思い」と「心の中の姦淫」

          元レズビアンがカトリックに転会するまで

          幼心に感じたキリストへの愛。しかし成長過程で自分の弱さを自覚していくうちに、キリスト者として生きることの難しさに直面し、途中で挫折してしまうキリスト者は少なくないのではないでしょうか? プロテスタントのクリスチャンとして育ち、その後レズビアンとして生き、紆余曲折を経て、最終的にカトリックに転会したミッシェルの手記をご紹介します(以下、和訳。リンクは文末)。 *** 虹の終焉2012年11月1日 18歳のときからレズビアンとして公に生きてきた私は、42歳のとき、ついに同

          元レズビアンがカトリックに転会するまで

          教会には同性愛について真理を伝える義務がある

          「時代が変われば、カトリック教会もいつか同性愛行為を認めて、教えを変えるだろう」という意見を聞くことがあります。はたしてこの考え方は正しいのでしょうか? 米国のモンセニョール、チャールズ・ポープ神父のブログ記事をご紹介します(以下、和訳。リンクは文末)。 *** 惑わされてはいけません。キリストは同性愛行為を禁じており、教会はそれに反することを教えることはできませんMsgr. チャールズ・ポープ 2017年7月14日 『カトリック教会のカテキズム』2357番 これを重

          教会には同性愛について真理を伝える義務がある

          「寛容」の限界

          「寛容な社会」「多様性」や「インクルージョン (社会包摂) 」という言葉が近年よく聞かれるようになりました。「相手に寛容であること」と「相手を愛すること」は、同じことなのでしょうか? Word on Fireのロバート・バロン司教のコメントをご紹介します(動画の和訳。動画へのリンクは文末)。 *** 2013年6月7日公開の動画 数年前になりますが、New Yorker誌がこんな風刺画を掲載しました。私が気に入ってる絵です。素晴らしい風刺画だと思いました。いかれたイデオ

          「寛容」の限界

          レズビアン・カップルに育てられた娘が父を想うことは”差別”なのか

          私に命を与えてくれた父は、どんな人?父は私の存在を知っているの?父は私を愛してくれているの?――匿名の精子ドナーの人工受精による出産が増加する中、このような葛藤に苦しむ子どもたちが増えています。自然な妊娠が不可能な同性婚の家庭では、このようなケースが少なくありません。 オーストラリアでレズビアンのカップルに育てられた女性、ミリー・フォンタナのスピーチを関連資料としてご紹介します ( 以下、和訳。動画へのリンクは文末)。 ***  虹の向こう側2015年9月23日 本日

          レズビアン・カップルに育てられた娘が父を想うことは”差別”なのか

          カトリック教会がトランスジェンダリズムに反対する理由

          「ノンバイナリー」「トランスジェンダー」「性の多様性」という言葉が、日本のメディアでもよく使われるようになりました。カトリック教会が、これらの概念に反対する理由はなんでしょうか?カトリック教会が守りたいものは何なのでしょうか? 米国のカトリック護教団体「カトリック・アンサーズ(Catholic Answers )」のC・Y・ケレット氏の記事をご紹介します(以下、記事の和訳。リンクは文末)。 *** トランスジェンダリズムの狂気は医師を独裁者にする――カトリック教会は、不

          カトリック教会がトランスジェンダリズムに反対する理由

          「人を裁くな」の本当の意味

          「そうやって人を裁いちゃダメ。聖書にもそう書いてあるでしょう?」――誰かと倫理問題について話をする時、相手にこう言われることがあるかも知れません。聖書の「裁くな」は何を意味しているのでしょうか?聖書には実際、どのように書かれているのでしょうか? 米国カトリック護教団体「カトリック・アンサーズ(Catholic Answers )」の護教家、ジム・ブラックバーン氏の解説をご紹介します(以下、和訳。リンクは文末)。 *** 「人を裁くな」?2007年2月1日 カトリック・ア

          「人を裁くな」の本当の意味

          レズビアン・カップルに育てられた息子の苦悩

          僕の父はどこにいるの?父は一体、誰なの?どんな人なの?――自分の父親が誰なのかを知らないまま育てられた子どもたちは、幼い頃から自然とこうした疑問をもち、大人になっても抱き続けるそうです。 子ども時代に家庭内不和を経験した人々の声に耳を傾け、家庭の大切さを啓発するNPO 、「Them Before Us(="大人の私たちよりも子どもたちを優先に")」 のサイトに掲載された、ある男性による手記をご紹介します(関連資料として紹介。以下、和訳。リンクは文末)。 *** レズビア

          レズビアン・カップルに育てられた息子の苦悩

          ソドムとゴモラの罪とは何か

          聖書に出てくるソドムとゴモラの町は、なぜ滅ぼされたのでしょうか?その理由を「同性間の性行為に対する罰」とする教会の伝統的な理解に対して、そうではなく、これは人々が「おもてなしの規範」に反したゆえの罰なのだという意見もあります。聖書では実際にどのように理解されているのでしょうか?米国のモンセニョール、チャールズ・ポープ神父のブログ記事をご紹介します(以下、和訳。リンクは文末)。 *** Msgr チャールズ・ポープ 2012年12月4日 先週末のブログで、私は「天に向かって

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