「Oscar Bait 」 オスカー・ベイトと「Oscar Snub」 オスカー・スナブ
先日、来月行われるアカデミー賞のノミネート発表があり話題になっています。それに先駆けて、「マエストロ:その音楽と愛と」での演技が認められ主演男優賞にノミネートされている人気俳優ブラッドリー・クーパーさんについてブログを書きました👇
透き通るような青い目で、一度は「世界で一番セクシーな男性」にも選ばれたブラッドリーさん、撮影のないオフシーズンには共同経営するサンドイッチの販売トラックに乗り込んでマンハッタンの各地に出没するらしいですよー!
で、肝心の本業、映画のほうなんですが、ブラッドリーさんが主演・監督と二足のわらじを履いて6年かけて取り組んだ大作映画の「マエストロ」。大きく評価が別れました、と言うかあんまり評判良くないみたい(´;ω;`)
ブログの中でも書いたんですが、この映画あまりにアカデミーうけを狙って制作されてることがまるわかりで、なんかしらけちゃう、という意見がたくさん出ています。アカデミーうけを狙う、というのを英語で
Oscar Bait オスカー・ベイト
というそうなんです。Oscar は言わずとしれたアカデミー賞の金のトロフィー。Bait は、えさ、おびき寄せるために使うもの。
あまりといえばあまりの酷評ですが、うーん、ワタシも同感。
もうひとつオスカー絡みでは
Oscar Snub オスカー・スナブ
という表現もよく使われます。snub は 無視される、ツンされる、という意味で当然ノミネートされると思ってたのにされなかった、アカデミー賞に無視されちゃったという意味になります。
今年の Oscar Snub は、映画バービーの監督グレタ・ガーウィグ。作品賞と脚本賞にはノミネートされましたが監督賞の選から漏れました。同じバービーの主演、マーゴ・ロビーも主演女優賞の選に漏れ、共演のライアン・ゴズリングだけが助演男優賞にノミネートされています。
今年世界中にバービー旋風を巻き起こしたこの映画の監督 と女優が揃って snub されたのはなぜ?体質が古いといつも批判されるアカデミー、やっぱり女性蔑視じゃないの?という声も上がっています。
1992年、バーバラ・ストライザンドが監督した映画でやはり同じ現象があったそうで、このことをその年のアカデミー賞受賞式の進行役を努めたビリー・クリスタルが「ね、この映画、監督なしで自分で勝手に出来上がってくれたんでしょうかねえ?」とユーモアを交えた歌にしてアカデミーを痛烈に批判したという事実があります。
ほんと?女性だから監督賞から漏れる、なんて露骨でアホなことがこの21世紀にまだあるのだろうか???と思ってしまいますが、うーん、本当のところはわかりませんネ。授賞式楽しみです。バービー、監督賞と主演女優賞以外は総ナメなんてことになるかもしれないしね!お衣装も凝ってた!!
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