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心と体が叫んだ日⑥心の悲鳴
体の不調とともに、心にもさまざまな変化があった。以前の自分では考えられなかったことが、突然できなくなったり、怖くなったりするようになった。
パニック
これまで何ともなかったことで、突然パニックになるようになった。ハチを見かける、血を見る、大きな音がする──そういった場面で、コントロールできなくなった。
パニックになると、「どうしたらいい?どうしたらいい?」と繰り返しながら、回らない頭で必死に考える。でも結局どうすることもできず、体育座りをして泣いてしまった。前までは平気だったことなのに、こんなことでうろたえる自分じゃないのに、と悔しくて仕方がなかった。
決断力、集中力、記憶力の低下
「今日は何を着よう、何をしよう、何を食べよう」──簡単な決断がまったくできず、同じところをぐるぐる回っているような感覚だった。買い物に行っても、目ではたくさんの商品を見ているはずなのに、結局何も手に取れず、そのまま何も買わずに帰っていた。
絵を描く、お菓子を作る、そんなふうに夢中になれたはずのことが、ものすごく大変な作業に感じられて、結局やらなくなった。料理をしようとしても、レシピを目で追うばかりで、内容が頭に入ってこない。そんな自分に落ち込むばかりだった。
とにかく悲しかった
お風呂上がり、真っ暗な部屋で1人泣くことが増えた。「自分はもうダメなんじゃないか」という漠然とした不安が心を覆い尽くし、夜になるといつも悲しくなった。次第に、お風呂に入ることやベッドに入ることが怖くなり、避けるようになった。自分の人生は失敗だったんだな、努力と思っていたことは無駄だったんだな、など、ネガティブなことしか考えられなかった。
まとめ
元の自分に戻る想像ができなくなり、「一生このままなんじゃないか」と絶望していた。周りの人が普通にできることが、自分にはとてつもなく難しく思えた。最初は体の症状から始まったけれど、できないことが増えたことで自分に対して自信がなくなっていったし、希望も無くなっていった。
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