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今日、気になった本23冊

エスカレーターを上がってすぐの平積みコーナー。
すぐ目に入ったのは、『二宮和也のIt[一途]』。
雑誌『MORE』の人気連載が書籍化したものだそう。

町田そのこさんの『ドヴォルザークに染まるころ』、タイトルに惹かれる。ドヴォルザークに染まる、ってどんな状況なんだろう。

多崎礼さん『夢の上1 翠輝晶・蒼輝晶』のサイン本がある。『レーエンデ国物語』はまだ読めていないけれど、これも気になる。

移動して雑誌コーナーへ。
『理想の本棚。』というタイトルが目に飛び込んできた。BRUTUSだ。
本棚ってほんとうに人それぞれで面白い。

ビビットピンクの表紙が目立つのは『このミステリーがすごい! 2025年版』。
辻村深月さんと湊かなえさんの対談……!めっちゃ読みたい。


お次はふらりと文芸単行本コーナーへ。
ウィー東城店の佐藤友則さんの話を、島田潤一郎さんがまとめた『本屋で待つ』、前から気になっている本。ウィー東城店は以前読んだ『本屋のない人生なんて』にも登場していて、いつか行ってみたい書店のひとつ。

同じく島田さんの『電車のなかで本を読む』が隣に置かれている。これも読みたいのだよな……。

高橋久美子さんの『わたしの農継ぎ』は、かわいいイラストの表紙が印象的。

『蘭医繚乱』は『チーム・バチスタシリーズ』でおなじみの海堂尊さんの新刊。歴史医療小説って面白そう。

津村記久子さん『水車小屋のネネ』は、新しいバージョンのカバーもかわいい。

野崎まどさんの『小説』もある。この本、面白いって何かで見たな。読んでみたい。

視線を動かすと、待川匙さん『光のそこで白くねむる』が目に入る。
なんかすごく気になる。あらすじの不穏な感じに興味をそそられる。

続いて目に留まった白尾悠さん『隣人の歌はうるさくてときどきやさしい』は、『光のそこで~』とはうって変わって穏やかそうな雰囲気。こういう、いろんな人の人生が交錯する感じの小説が好き。

おいしそうな焼肉の表紙につい目が吸い寄せられてしまった、河﨑秋子さん『森田繁子と腹八分』。日本農業新聞で反響を呼んだ連載小説を書籍化したものなんだとか。めっちゃ面白そう。

視線をずらすと石井千湖さん『積ん読の本』が!
これ、この前探したときはなかったのにやっと入荷したんだ! BRUTUSを見たときも思ったけど、やっぱり他人の本棚は面白い。
積ん読があることに罪悪感を抱く人もいるようだけれど、わたしはまったく気にならない。むしろ積ん読はあればあるだけいいと思っている派。

「読むと一度は精神に異常をきたす」ということでおなじみの『ドグラマグラ』は、期間限定カバーでお目見え。イラストは『チ。』の魚豊さんが描いているらしい。
なんだかんだ読んだことがないから、この機会に読んでみるのもよさそう。

乾ルカさんの『水底のスピカ』は、女子高生たちの青春物語だそう。最近青春系読んでないなー! 表紙の美麗イラストも良き。


一通り文芸コーナーを見終わったので、今度は新書コーナーへ移動。
小塩 真司さん『性格が悪いとはどういうことか――ダークサイドの心理学』、タイトルからしてめっちゃ気になる。確かに性格が悪いってどういうことかと聞かれても、漠然としか説明できないかも。

『聞く技術 聞いてもらう技術』、誰が書いた本なんだろうと思って見たら東畑開人さんではないですか。新書でも本を出してるの、知らなかった。

世の中にはたくさんの素晴らしい「聞く技術」本があるわけですが、心理士としてひとつだけ不満がありました。「聞く技術」を必要としているときほど、実は技術なんか使っている余裕がないことです。
たとえば、パートナーや家族、同僚などの身近な人間関係で揉めているとき、あるいは政治や社会課題をめぐって敵と味方が二分されるとき、本当は対話が必要なときこそ、僕らの「聞く」は不全に陥ります。相手の話を聞いていられなくなる。
そういうとき、必要なのは、「聞く技術」ではなく「聞いてもらう技術」です。
僕らが話を聞けなくなるのは、僕ら自身の話を聞いてもらえていないときだと思うからです。

『聞く技術 聞いてもらう技術』特設サイトより

そうそう、身近な人との話し合いが上手くいかないときって、お互いがお互いの話を聞けなくなることが多いよなと思う。これは読んでみたい。


続いて人文書コーナーへ。
岸政彦さんの『調査する人生』はフィールドワークを生業にする方々が語り合う本。
これ、大学生のときに読みたかったなぁ(最近発売したばかりだけど)。というのも、大学生のときにフィールドワークの授業を履修していたから。当時はあんまり好きじゃなかったけど(先生ごめん)、こういう本を読んでいたら授業への心持ちも少し違っていたかもな、と思う。

面出しされていた、松本 一記さん・吉永 尚紀さん著『「他人の目が気になる・こわい」から抜け出す』。私もややそういう気があるのでタイトルに惹かれた。外出先で「変な人だと思われたらどうしよう」って思って、逆に挙動不審になったりとか。
これは「視線恐怖」についての本らしい。気になる。

先ほど新書コーナーでも触れた、東畑開人さんの『雨の日の心理学』も置かれていた。これも前から読みたい本のうちの一冊。

『自分を傷つけることで生きてきた』というタイトルが目に入ってドキッとする。
著者の村松英之さんは、形成外科医としてリストカットの患者の治療を行っている方。2022年には、日本自傷リストカット支援協会を設立したそうだ。
わたしはリストカットこそしたことはない。けれど、昔はよく手のささくれを剥きすぎてしまうことがよくあって、心の中ではそれを「プチ自傷行為みたいだな」と思っていた。
面白そう……といったら語弊があるかもしれないけれど、この本にも興味がある。


そんなところで今日の書店チェックはおしまい。
最近本を爆買いしているので、後ほどその紹介もしたいですね。
それでは。

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はいし ゆか|ライター
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