うつ病の症状
実際にうつ病になったことが無い人にとっては自覚症状が判らないと思います。オイラは医療関係者でも、ましてや医師でもないので断定的なことは明言できませんが、患者目線でこうだったと経験を語ることはできます。
この記事では、患者目線でうつライフがどういう症状だったかということと、ネットなどでチェックリストを公開しているところがありますので、そちらの関連リンクなどのをご紹介しようと思います。
うつ病の症状について
オイラは医療関係者ではないので、一概にこうだ!とは言えません。少しでも違和感を感じたら、医療機関の受診をお勧めします。
そうは言っても、自分で判断できないから、困ってんじゃん!と思われると思います。そこで簡易的なストレスチェックがありますので、掲載しているサイトをご紹介します。また、うつライフの自覚症状も紹介いたします。
ストレスチェックも、オイラの自覚症状も、あくまで参考程度でにしてください。つらい場合は早めに医療機関に受診してください。
こころの耳:チェックリストなどのツール(働く方へ/ご家族の方へ)
女性用のチェックリストもありましたので載せておきます
女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働科学研究費補助金を受けた研究班で運営しているホームページ)うつ症状チェック
(↑なぜか埋め込みできなかったので、テキストにリンクを貼っています)
その他のチェックリスト
すまいるナビゲーター うつの診断基準にセルフチェックがあります。
スマホアプリでAIが症状からどの病気と関連性があるかをチェックしてくれるサービスです。PCでもセルフチェックできます。
症状に関連する病名についてAIで無料で調べる 症状検索エンジン ユビー
うつ病と適応障害について
適応障害の特有の症状は無いとしているサイトもあるので、恐らくうつ病などの精神疾患と同じ症状が現れるのだと思います。
適応障害の場合は「原因が明確」としており、「ストレス要因に晒されてから、3ヶ月以内に症状がみられる」という特徴があるようです。要は原因が明確で、症状が出るのがうつ病より比較的早いのが適応障害のようです。
ただし、症状が他の疾患と似ていることから、当初は適応障害と診断された後に、他の疾患に診断が変更になる事もあるようです。
いずれにしても、うつ状態になる場合は、今まで経験したことのないつらさを経験すると思います。
その他、オイラはパニック障害の症状も出ていました。激しい動悸、過呼吸、手足のしびれ、頭痛、吐き気、どもる、などなど・・・。
そもそも処方されていた薬があるので、症状が出た時は飲んでいましたが、それでも症状が激しくなることもあり、なかなかつらい状態でした。
うつの症状(うつライフの場合)
ほとんどの人が初期の段階で精神科、心療内科を受診することができないと思います。オイラもそうでしたが、経験したことがない以上、自覚症状がわからないからです。したがって、ある程度進行し「このままではどうにかなってしまう!」と思ってから受診すると思います。
参考になるかわかりませんが、以下にオイラが経験した症状を、段階別にご紹介します。一般的に言われている症状も含まれるので、ご参考ください。
初期段階(受診前)
・仕事でミスが増える。(もしくは仕事を理解していない)
・熟睡できなくなる。(もしくは夜中や早朝に目が覚める)
・ちょっとしたことでも煩わしく感じ、すぐイライラする。
・仕事が憂鬱すぎる(パワハラだったため)
中期段階(受診前)
・仕事でミスがさらに増える。
・仕事に集中できなくなる。
・日曜日が朝から憂鬱(いわゆるサザエさん症候群の前倒し)
・休日は趣味より寝ていたくなる。(趣味で気晴らしにならない)
・本を読むことができない(集中力が持たない)
・平日はぎりぎりまで寝ている。(在宅ワークなら5分前まで布団の中)
・食事が何でも良くなる(何なら適当でよくなる)
・寝るのがもったいなくなり、夜更かししてでも自分の時間を作りたくなる。
・胸のあたりに重いつらさを感じる。
・動悸が激しくなる時がある。(パニック発作を持っているからかも)
・過呼吸になることがある。(パニック発作を持っているからかも)
・風呂よりシャワーになる、もしくは、朝にシャワー浴びればいいと割り切り、何なら入らない日が増える。
・歯磨きが億劫になって回数が減るか、全く歯磨きしなくなる日が増える。
重症期段階(受診前:医療機関へ行かないとヤバい時)
・朝起きられない
・身体が言うことを聞かない
・極端に外出しなくなる、避ける、つらい
・身だしなみに気を配るのが面倒で、そのまま出かける
・生活習慣(風呂、歯磨き)ができなくなる
・家事がつらくてできなくなる
・食欲が全くなくなる
・本や資料を呼んでも頭に入らない、入りにくい
・人の話が理解できない、聞けなくなる
・会議内容や言われたことが覚えていられない
・無価値感、無力感、無効力感(「自分はダメだ」などの思念が強い)
・常に寝ていたい。横になっていたい。
・金曜日の夜、寝る時すでに仕事などが憂鬱
・〇にたい、消えたいと思う。
改めて見てみると、重症期とかマジで早く医者行けよ!って思いますが、なぜか行かず終いになることが多いです。(アホ
まずは受診することを心がけましょう(←説得力無ぇな
あと、オイラは中期症状 ⇒ 重症期症状がマッハで移行します。このまま行ったら重症化するなと思ったら、あっという間ということもあるので、皆さんも過信せず、まずは受診しましょう(←説得力無ぇな2回目
急性期(受診後)
もっとも症状が重い時期で、何かをするエネルギーや余裕はありません。
この時期は、脳のエネルギーが枯渇しているので、身体も動かせません。重要なのは休むこと以外に無いです。処方された薬を飲んで、休むことに専念しましょう。頭と心を休めることが重要です。
と言っても、うつ病になってしまえば勝手に頭の中に思考がどんどんグルグル回ってきます。それはそれで仕方ないのですが、その自動思考に飲まれてしまうのはあまりよくないので、寝られるなら寝てしまった方が良いです。
どこかに書いたと思いますが、オイラは就寝時間をある程度固定するだけで、うまく寝られるようになりました。布団に入る時間をきちんとし、回復してくると、おのずと起きられるようになりました。
起きられないのは休養が足りないからだと思い、朝は構わずいつまでも寝ていました。寝ることがとても効果的だったと思います。
休職している場合、やらなければいけない事はそう多くないので、いつまでも寝られるなら、思い切って寝た方が良いと思います。
回復期(受診後)
前述したように、少しずつ回復してきて、何か少しやってみようかなと思うことが多くなる時期ですが、体力は確実に落ちているので、以前と同じようにできない時期です。
怪我や外科的な病気とは違うので、自分でもなかなか理解できないですが、風邪などで体力も落ちますし、風邪になる前に出来ていたことが酷く疲れる、なんてことはよくある話です。うつ病も同じように、体力は落ちていますので、過信しないようにしましょう。
オイラはうっかり趣味をやって、帰ってきてから最悪な状態になったことがあります。疲労困憊になって、翌日から数日か1週間、寝込んでしまったことがありました。くれぐれも無理は禁物です。
再発防止期(受診後)
ここからは医師と相談して、薬の量や通院頻度を決めていきます。
私の経験から、再発予防期にも無理しない方がいいのは言うまでもありません。
再発せず安定させるために投薬を続け、ストレスフリーを心がける時期です。くれぐれも無理のないようにしましょう。
自己判断で断薬(薬を飲まなくなる)してしまうのも、この時期が多いそうです。薬についてはあまりいいことは聞きませんが、だからと言って自己判断は良くありません。必ず医師の指示に従いましょう。
オイラは睡眠剤が常習性があるので飲むのは避けたいと医師に伝えたところ、医師が工夫をしてくれて、抗うつ薬だけどマイルドなもので、唯一の副作用が強い眠気という薬を処方してもらっています。遠慮なく医師に想いを伝えてみましょう。
まとめ
うつ病の症状と言っても、いろいろとあります。中にはうつ病と気が付かないようなものもあるかもしれませんが、仕事や私生活で些細な支障が出てきたら、セルフチェックリストを活用し、早めにチェックしてみましょう。
また、「気合が足りないだけだ」とか、「気持ちが弱いだけだ」などと思わず、早めに医療機関に受診をしましょう。
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