行ってきました東寺展
行ってきました、行ってきましたよ。トーハクにて開催中の東寺展。
平日だし、そんなに混んでないだろうと思っていたのですが…なんか前の日にテレビで紹介されたらしく、上野駅のチケット売り場がすでに人の列…
東寺展に?まさかーと思いながら、上野公園のチケット売り場へ行ってみたらそこにも列が。
これはもしやトーハクの列?と思って、そこに並んで購入。
いやー買っておいて大正解でした。トーハク前のチケット売り場はものすごい人の列。
10時過ぎかな?入場しまして。
…いやはや、めくるめく密教の世界。感想は下の漫画で。
…手抜きじゃないっすよ!!!マジすごかったんですよ!!ほんと!
初めのほうに空海直筆の風信帳きちゃってて、もうそれでいきなりクライマックス。混んでましたが…それでも満足して見れました。
わたし、字が下手なんですが、曾祖父という人は達筆だったようです。書くのはからきしでも見るのは好き。
では空海の書は…?といえば、筆に墨がたっぷり含まれた書き始めから、だんだんなくなって…細い字が異様に美しかった。なんというか…「ほんとに?これほんとに空海が最澄に書いた手紙?びびる…えっえっいいの、こんな近くに置いちゃって…?うっわすっっご・・」
こんな感じで。書道してるひとはもっと感動したと思いますよ。そしてこの感動のまま、その後もずっと拝観できました。
「空海も使った金剛杵…水晶の念珠…えええいや近い近いやばい」
そして、超巨大な曼荼羅の掛け軸。
圧倒ですよ。。。
さらに運がよかったのは、夢枕獏の小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川書店)を読んでいたこと。
「あっこの曼荼羅は、空海の師匠の恵果とのエピソードで…」という楽しみ方もできたのでした。
さて、メインイベントと称されているのが、帝釈天騎象像の撮影OKコーナー!
…これ、いろんな解釈あるかと思いますが、帝釈天がその身を呈して、その奥に展示されている明王・菩薩・如来を守っているかのように見えましたよ…!
それぐらい、明王・菩薩・如来それぞれ四像ずつの展示がやばかった…
どこかで聞いた知識ですが、仏像を博覧会などに展示するときは、その像にある「しん」を抜くんだそうです。仏像としてではなく、造形物、美術品という形だけにするとか。
でも、この東寺展、「しん」抜けきってないような感じがものすごい。
「やややばいっしょ…こんな近くで、遮るものなしで、360度見ちゃっていいの…あかんやつやろこれ!」感動による半泣きで、立体曼荼羅をぐるぐる回ったホームズだったのです。
奈良時代から、今に至るまで、衆生の幸せを祈願してきた真言密教の根本道場。祈りがしみ込んでいるのかもしれません…
え?帝釈天の写真?もちろん取りましたけどねっ!
…生きてるっしょ!!?実は?
くらいの仏教美術ということなのでしょうか。
立体曼荼羅の周りを歩けるなんて、やばさがすごいです。
そのおかげなのか、急に気持ちが軽くなって、プー太郎の身がそれほど厭うものでもなくなりました。
そして知恵が働き、坊や向けにイベントを作成しました。
①ドリルか、運動か、お手伝いできたらハンコをひとつ押します。
②三個揃ったら、そのチケットでゲームを15分間遊べます。
③一日に、三枚まで発行できます。
…単にホームズがケシハン作りたかっただけというのもあるんですけどね(笑)
坊や自身、「これをやればゲームできる」という見通しを立てられるようになり、時間をコントロールすることもストレスとなりすぎず楽しめるようになったみたいです。
ヨカッタ…
是非ね、行ってください東寺展。
期間限定の、半端ないパワースポットですから~!!!
今度は、いつか高野山に行こう!と決めたホームズでした。