黄泉のツガイ 5巻 【ネタバレあり読書感想文】 一人になるユル
★★★★☆
Amazonでレビューしたものです
1.刀の強襲
祈祷師が村にやってくる、が、ユルの力を狙う他勢力の狙いの範囲だった。
祈祷師を使って、東村に刀のツガイ使いイワンが侵入し、殺しまくる。
そして、偽アサだったプライド、、じゃなかったツガイと、村の女の子を連れて行ってしまった。どうもユルを呼び出すための人質をとるためだったらしい。
さらには、祈祷師も始末され、その墓掘りを頼まれる、ハナ。
ハナちゃんの立ち位置、というか、デラとの関係がよくわからないんですよね。同じ東村の番小物でデラと組んでいるのに、なんでも言い合う仲良し、、ではないらしい。
でも、ユルを挟んでちょっと家族になりつつあるような、ないような、、でしょうか。
2.つくりものの友
ユルにとっては、おそらくたった一人の親友だったダンジ。
しかしそれも作られた親友だった。
確かに見返してみると、ちゃんとしたシーンではツガイには影がない。
彼については影が微妙にあるようにないように描かれていますね。
これでいくと、偽アサはジョジか?
珍しく落ち込んで一人になるユル。
よりそう優しい犬。
犬も主になるとは面白いけど、大変。
珍しくホッコリ系のツガイとその主。可愛い。
ツガイって本尊があってその分身みたいなものということなんですかね。
3.拐われたユル
今回の東村強襲の黒幕は、影森家の次男・アスマと叔父、それに使われたイワンの一派だった。
それに対し、デラもジンに協力を依頼する。
影森家も一枚岩でなければ、東村も一枚岩でなくて、混沌というか、勢力関係がわかりにくい。
デラは、東村の番小物のはずだけど、いいのか?影森のジンと手を組んで。
あからさまな罠に対し、対策を立てて乗り込むユルとデラと左右様。
しかし、アスマのツガイの片割れにユルを連れ去られてしまう。
アスマのツガイ。朝霧と夜桜。蝶と蛾。
デスノートの死神みたいで、綺麗ですね。
にこやかにユルに死を勧めるアスマ。嫌なやつですね。
「封」を得る可能性があるユル。
そんな彼が両方の力と対立する左右様と契約したのは何故か。
デラがそのためのペンダント?を持っていた。
東村のヤマハおばあの指示か、それとも先代からの引き継ぎか。。
ユルは何を選択するのか?
デラや他の影森部隊は間に合うのか?