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中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。8巻 【ネタバレあり読書感想文】 ほっこり戦後推理マンガ in京極ワールド


★★★★☆
Amazonでレビューしたものです。

「今回は事件の解決というより、後始末になるかもしれないな――」

――婚約者が消えてしまった――
狐につままれたような顔で設楽幸作は語った。
半年ほど前に婚約をした女性からの連絡が突如途絶えてしまったのだという。
心配になった幸作は彼女の家を訪ねるも「我が家に娘などいない」と追い返されてしまう。
混乱する設楽、しかし手元には彼女からの手紙がしっかりと残っている。
忽然と姿を消した婚約者は果たして本当に存在していたのか――?

途方にくれた幸作は、中禅寺先生に婚約者の捜索を依頼したのだったが……。

ミステリ×怪異×青春コミックス第8弾!!


すっかりシリーズ化した、京極堂になる前の中禅寺の謎解き物語。8冊目ですよ。ぱちぱち。

今回から、”脚本:田村半蔵”の文字が入っております。
その影響かたまたまか、割とほっこりした推理系のお話が多かった印象でした。

幽霊子育飴、狐の嫁入り、そして、蓑借り婆。

猫目洞のお潤さんを助けてお礼にジュースをもらう栞奈ちゃん、そこへやってくる木場の旦那。
中禅寺先生の日頃の教育の成果が存分に発揮されましたね。
警察はお呼びじゃないと視線を合わせる、潤と木場。
この二人結構いい感じだと思うんですけどねえ。くっつかないのかなあ。木場さんも見た目よりめんどくさい男だからなあ。このぐらいの関係のほうがいいんですかねえ。

この巻のメイン、狐の嫁入り。
榎木津礼二郎のお兄ちゃん、総一郎さんは、めっちゃいい人ですよね。まともだし。。本当にいいとこのお坊ちゃんって感じ。お父さんの変なところは受け継がなかったんでしょうか。
推理小説色の濃い話でしたが、終わりは良かったです。関口くんがんばれ。

そして、箱根繋がりでやってきた益田くん。
真面目そうに見えなくもないじゃないですか。

ラストは、時計の修理。
時計店の店主と客がケンカとなり、仲裁に入った旦那が怪我をして、里村さんに縫ってもらいに行くと、中禅寺にばったり。
麻酔なしで縫ってもらう旦那、、、強い。。。
そして中禅寺は時計にも詳しいのか、、むしろ知らないものあるのこの人?

ツギハギの時計は誰のもの?

次巻に続く。

ラストのカンナちゃんの日常イラストがほのぼのしつつ、時代を感じてちょっとしんみりしました。


先日やっと発売になった、「鵺の碑」

もちろん購入しましたよ!
やっとの新作読めて嬉しいです!!

が、まだ全部読めてないんですよね。やっと京極堂が出てきたところで止まっております。1日5分とかだと話がわからなくなってしまうので、しっかり時間の取れる時に読みたいと思っているので、、年末でしょうか。

読んだらそちらもレビューしますー

著者:京極夏彦 (著), 田村半蔵 (著), 志水アキ (その他)
ASIN ‏ : ‎ B0CKF3ZRV8
出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2023/10/17)
発売日 ‏ : ‎ 2023/10/17
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 78659 KB


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