『ドラえもん』が未来を近づけた。その「未来」は結局、今の積み重ね。
次男が昨日、つかまり立ちが出来るようになりました。
長男が今日、自転車に乗れるようになりました。
子ども達は、ずっと、
今の姿のような気がするのに、
写真を見返したりすると
びっくりするくらい変わっていて、
本当に驚かされます。
長男を産んだ4年前には、
養子の次男が今いてくれることは
まだ想像できていませんでした。
もっと言うと、
今日の1週間前には、
長男が自転車に乗れるようになり
(昨日、突然やる気が出た)
次男がつかまり立ちをするようになるとは
予想できていなかったです。
たった1年前、たった1週間前…
未来はまったく分からないものだなぁと
いつも思います。
・
特別養子縁組の受け入れ家庭になる前、
研修を通して「未来」について沢山考える
機会がありました。
自分たちは長く健康でいられるよう工夫するか
夫婦で助け合い愛し合う努力をし続けるか
何があっても子ども達の生活を守るか etc…
もちろん
実子の長男ふくめ
子ども達の未来を良いものにするため
絶対そうしようと強く思いましたし、
自分たちは出来る頑張る!と気合を入れて、
養子の子を迎えることを考えていました。
だけど
「それ、絶対そうなる自信ある?」
と言われると、ちょっと尻込み・・・
だって…未来は何があるか分からない
なぁと思うからです。
・
20世紀~日本の未来化が
急激にすすんだのは、
藤子・F・不二雄先生が『ドラえもん』で
22世紀の未来を描いたからだ
なんて誰かが話しているのを
聞いたことがあります。
たしかに
未来を想像し具体的に描くことで、
それに近づくということは
絶対に、あると思います。
長男が、自転車に乗れるようになったのは、
自分がペダルを濃いで乗れているイメージを
きちんとしたからだと思います。
だから、未来を思い描くことはきっと、
自分の明日を豊かにしてくれる。
だけど、それにとらわれすぎる必要は
無いんじゃないかなと思うんです。
どれだけ予想して
どれだけイメージしても
ぴったり同じ未来にはならないはずだから
そして結局は
【 未来は、今の積み重ね 】でしか無いから。
特別養子縁組に限らず、
もし未来のことを想像しすぎて
すすめないということがあったら、
少しもったいないかもなぁと。
未来の自分に責任を持ちすぎようとはせず、
「 今の自分は、自信を持ってこう思う 」
と、そう今思えることが
大事なんじゃないのかな…
それが、未来に積み重なっていくのだから、
そうして自信が増えていくのだから、
それで十分なんじゃないのかな…
そんな風に私は思います。
やる気を出しきって電池切れの長男と、
その長男をおんぶする夫を眺める
公園からの帰り道は、
なかなか心にしみる、良い景色でした。
#特別養子縁組
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#実子と養子
#多様性