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Z世代が2000年初期のラップを聞いた感想がツボった

先週の話。

リアーナのハーフタイムショウの直後に娘とロードトリップをしたので、必然的に車内BGMはリアーナのヒット曲メドレーだった。「あの曲やらなかったよね?」みたいな「個人的に聞きたかったあの曲この曲」をかけながら。(注:あれ以降ジムでもやたらリアーナの昔のヒット曲がかかっている。彼女のヒット曲のカタログの威力をハーフタイムショウで再認識したんだろな)

その流れで、娘が作ったという「バレーボールのウォームアップの時にみんなで聞いてるリスト」を披露してくれた。GenZらしい最近のラップや、大好きなSZAのメロウな曲もありつつ、自分が生まれるちょっと前=2000年代初期のヒップホップのヒット曲なんかもちゃんと入ってた(注:娘は2006年生まれ)。私が一番音楽関連の取材仕事に忙しくしていた時期で、アーティストやプロデューサー本人からその背景について聞いた曲などもあり(娘は知るよしもないが)、めちゃエモい気分になっていたら、娘がポツリと「この時代の曲はおめでたい(celebratory)感じがイイね」と言ったのがツボった。「みんなで歌える感じ」とも。そうだね、と頷いて娘と爆音で「Live Your Life」とかかけて大合唱したドライブのことは一生忘れたくないな。

ちなみに彼女が「おめでたい」と称した曲を作ったプロデューサーとは当時取材で知り合い、DJとしての来日公演のブッキングなどを手伝ったりと交流はあったので、「現役JKの感想」として娘のコメントをシェアしたら「多感な世代の大事なヒップホップ教育に貢献できて光栄」と言われた。

当時は「同じメディアから流れてくる同じような数曲」のスポットを取り合うスタイルが普通だったから、例えばHOT97を聴けば「結局はおんなじ5曲のループ(=編成担当に気に入られるかどうかがキモ)」だったわけだし、確かにラジオ受けする壮大な感じのビッグチューンが多かった。どんどんヒップホップがメジャー化して、チャートを席巻するようになり始めた時代で、カニエもまだ「やんちゃな新人」だったわけで。

当時のヒップホップの「未曾有の上昇気流」に乗っかった時代の雰囲気がイケイケだった、ってことだろな。

それがスポーツをする前のウォームアップにピッタリだった、という。

ちなみに、ウォームアップ用BGMリストにはカニエの曲もいくつか入っていたらしいが、ユダヤ人の友人からの猛烈なブーイングにより、リストから削除させられてしまったようだ。えーん。イイ曲たくさんあったのに。。

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