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車輪の再発明から学んだこと

世の中で仕事をしていると「車輪の再発明をするな」ということをよく言われます。でも、ことプログラミングを勉強している時は「車輪の再発明」に何度も大きな気づきを与えられました。

何気ない登録フォームにも奥深さがあった

以前のnoteでも過程を書いていますが、私は「社会人サッカー・フットサルチーム向けサービス」を個人開発しています。その中でユーザーやチーム登録フォームを実装する機会がありました。

登録フォームって別に物珍しいものでもなく、世の中のサービスなら大抵ついている機能です。この時の私は軽い気持ちで「入力して保存するだけだろ」と思っていました。

入力して保存、だけじゃない!!

いや当たり前なんですが、そのくらい当時の私は無知でした。なんでエアコンが部屋を涼しくしてくれるのか、なんで電子レンジで物が温められるのかすら理解せずに使ってきたような人間です。

実際に自分で作ってみて、検討すべき項目の多さに驚きました。

・全項目を一度で入力してもらうのか、何ページかに分けるのか
・入力フォームで「次へ」を押した時にロードするかしないか
・「戻る」を押したときに前回の入力値を表示するかしない
・「保存」を押した後に「戻る」を押した場合の挙動
・入力ミスを防ぐためにどんなバリデーションをつけるか
・入力内容によってエラー文を出し分けるかいない
・入力値が不適切な場合ボタンを押せないようにするかしない
などなど・・・

いざ実装してみてもユーザビリティを高めるために検討すべき事項は山積みでした。正直フォームにこれほど時間がかかるとは思っていませんでした。

入力フォームの実装に悪戦苦闘する当時のメモ


ユーザーに取って本当に使いやすいものはなにか深く考える機会を持てた幸運

ただ、今回どこにでもある登録フォームをあえて作る機会を持ったことでたくさんのことに気づくことができました!

(まずは普段何気なく入力している登録フォームを作っている各サービスの開発者の方々が改めてすごいなと実感しました・・・。個人的にはPinterestの入力フォームは神だと思っています)

入力フォーム実装初期のメモ

自分のサービスを使う人は「いつどこで使うのか?」「どんな人が使うのか?」「入力するときって何があると嬉しいっけ」と深く考えることで、入力をストレスなく終えるためにどんな機能が必要かを知ることができました。

また、普段当たり前のように出てくるバリデーションやエラー検知の仕組みを改めて知ることで、今後よりユーザーライクな入力フォームを生み出すための種になると確信しました。

サービスの神は細部に宿る😇

入力フォームはサービスのほんの一部ですが、ここに込める思いやりの分量はサービス全体に効いてくると思います。

どれだけ成績優秀な営業マンでもドロドロの靴を履いて自社オフィスに来られたらそれだけで「この人からは買いたくないな・・・」と思ってしまいます。

サービスの神を細部に宿らせるために、今後も車輪の再発明を楽しんでいければと思います(笑)

おわり

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kk
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