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業態進化の事例②

★新しい技術を組み合わせることで業態進化した事例です。

測量会社の業態進化の事例です。何事も執念がツキを生む実例です。

その測量会社は測量以外にも、大手道路会社の仕事を請け負うことになり、道路調査の仕事の割合が増えてきました。 道路調査とは、現地に行き、車の往来に気をつけながら、目で見てひび割れ等の道路の傷みを方眼紙に印をつけて記録し、事務所に戻って提出用のデータをPCに入力・作成するという、とてもアナログな業務です。例えば1km分受注すれば、1km全て調査しないといけない仕事で、時間もかかり、納期によっては深夜遅くまで作業をしなければなりませんでした。

もっと効率的にできないかと考えていたところ、道路の凹凸情報と色情報を正確に取ることができる最新3Dスキャナが発売されました。これが使えると閃き、すぐにスキャナ装置を購入しました。
しかし、使ってみると、確かに3Dスキャナで道路の凹凸情報は取れましたが、往来する車の影が入り込むなどして色情報がうまく取れないことが使ってみてわかりました。

なんとかしたいという熱い願いが通じたのか、その当時発売されたのがドローンでした。ドローンを使って上空から道路を撮影し、その測量会社は撮影画像と3Dスキャナデータを組み合わせることを考えつき、測定方法を工夫することで、見事に情報を組み合わせることに成功し、現地では撮影だけを行い、画面上で正確に道路の傷みを測定できるようになり、画期的に効率を上げることができました。

新たな技術を導入してうまくいかなくても、さらに執念深く、なんとかできないか考え抜くことで成功した事例です。

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