☓時間がないからジャーナリングできない→○ジャーナリングをすると時間ができる
「ジャーナリングを毎日の習慣にしたいけど、もともと忙しくて、それどころじゃない」。
そんな声を耳にすることは珍しくない。新しい習慣をスケジュールに加えるには、ある程度の余裕が必要だと思うのは自然だ。
しかし実は、「ジャーナリングをする時間なんてない」と感じている方ほど、逆転の発想で始めてみると、不思議とその時間が確保できるようになる。
自身の体験談とあわせて、その理由を解説していく。
1. 「朝30分ジャーナリング」をスケジュールに追加しても時間の不足は怒らなかった
1-1. 忙しい時期でもあえて30分を確保
私自身、決して時間に余裕があるわけではなかったが、ジャーナリングの重要性を感じ、「どうせなら思い切って朝30分をジャーナリングに充てよう」と決めた。
はじめは「これで仕事が終わる時間が30分伸びるのだろう」と、ある程度覚悟していたほどである。
1-2. やってみると仕事のアウトプットもむしろ改善
ところが実際にやってみると、ジャーナリングをする分の時間を削られた感覚はまったくなかった。
仕事をこなすスピードや集中力は落ちるどころか、むしろ上がった
その30分のおかげで心に余裕が生まれ、日々がより充実するようになった
この不思議な現象を後から振り返ってみると、「理にかなっている」と確信するポイントがいくつもあった。
2. なぜジャーナリングをすると時間ができるのか
以下は私が実感した変化の主なポイントである。
2-1. やるべき優先順位がクリアになる
ジャーナリングを通じて、「これは自分にとって本当に必要か?」を意識しやすくなる。
やらなくていい仕事やタスク が見えてくるので、自然と無駄を省ける
「何となくやっていた作業」をやめられることで、結果的に時間が増える
2-2. 心のコンディションが整い、集中力がアップ
朝のジャーナリングで思考を整理することで、
心が落ち着き、仕事に取りかかるハードルが下がる
“雑念”に邪魔される時間が減り、短時間でも結果を出しやすくなる
2-3. 1日の見通しを立てられる
朝30分を書き続けると、「今日やるべきこと」や「今日のゴール」を明確にできる。
自然とスケジューリングやタスクの優先度が決まり、行動に迷いがなくなる
テキパキ動けるようになり、時間を有効に使いやすくなる
2-4. 悩む時間が減る
頭の中のモヤモヤを文字にするだけで、
思考がクリアになり、問題点や不安材料が整理される
“悩んでいるだけ”の時間を大幅に削減できる
2-5. ダラダラ過ごす無意識な時間が減る
心身がスッキリしていると、“いつの間にかスマホをいじっていた”などの惰性の時間が少なくなる。
そのぶん、生産的な行動やリラックスのための休憩に時間を回せる
追加で生まれた朝の30分を吸収できるだけの余力ができる
3. 忙しくても「やってみる」のが一番早い
「ジャーナリングが気になるけど、忙しくて無理」という人こそ、あえてジャーナリングを始めてみると、その30分がもたらす効果を体感できる可能性が高い。
実際、筆者も忙しい時期に勇気を出して朝の30分を割き始めたところ、仕事効率が落ちることはなく、むしろ向上した。
4. 具体的な実践アイデア
朝の時間をブロックする
早起きできるなら起床後すぐ。起床時間を少しだけ早めるのも手。
もちろん30分ではなく、10分や15分でもいい。そして、30分でも意外と大丈夫だ。書く内容はシンプルでもいい
「昨日の振り返り」「今日のやること」「今の気分」など、書き出しやすいトピックから始める。読み返すことでモチベーションUP
1週間分を振り返れば、自分の成長や気持ちの変化が見えてくる。
5. まとめ
時間がないからジャーナリングできない、と考えるのではなく、ジャーナリングをすることで時間が生まれる、という逆転の発想を試してほしい。
思考の整理が早くなり、集中力が向上する
本当に優先すべきことが見えてくる
不安やモヤモヤを抱える時間が減り、より充実した1日を送れる
書けば、きっと時間はできる。 他の活動は損なわれない。 そして、プラスが増え、日々の充実度合いが上がり、積み重ねることで人生が変わっていく。 ジャーナリングにはその力がある。