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ジャーナリングをしていると、突飛な思いつきを現実化できる(経験談)

「ふと浮かんだ突飛なアイデアを、あえて受け止めてみると、自分の人生が思わぬ方向に広がっていく」。
ジャーナリングは、そんなアイデアを見過ごさず、じっくり向き合うための習慣だ。
一見あり得ないように思える発想でも、書き出しながら考えを深めることで、実際に形にできてしまうこともある。
ここでは、突拍子もないアイデアとジャーナリングの関係を、体験談を交えて紹介したい。



「こんなの無理だよな」を流さないために

普段の生活のなかで、急に「仕事やめちゃうか」と思うことはないだろうか。
多くの場合、「いやいや、そんなわけない」とすぐに否定してしまいがちで、たいていは「なーんてね」と冗談半分に終わる。
しかし、ジャーナリングをしているときは、その“冗談”をそのまま書き出してみる。そこで終わらず、いったん頭に留めて、あれこれ突き詰めて考えてみるのだ。

たとえば、こんなふうに書き進める。

仕事やめちゃうか
なーんてね
でも本当に無理なのかな?
そもそも何が理由で「やめたい」と思ったのだろう?
これって自分の求めることと関係あるのかな?

こうして書いているうちに、「今の仕事は自分に合わないのか?」「何を求めているのか?」「やめた後は何をしたいか?」といった問いが自然と湧いてきて、深掘りが進む。


一見突飛でも、意外と大切な本音

突飛なアイデアの背景には、自分が本当は「こうしたい」と感じている気持ちが隠れていることが多い。

  • 「どうしても今の環境に違和感がある」

  • 「これからの人生をもっと自由に楽しみたい」

  • 「思い切った選択をしたいけれど、恐れている」

こうした潜在的な思いを吐き出す場として、ジャーナリングは非常に有効だ。
仮に最終的に実行しなくても、「なぜそう思うに至ったのか」「本当はどういう生活を望んでいるのか」といった自己理解が深まるし、思考の過程で新たなアイデアが見つかることもある。


ジャーナリングが導いた実例:本当に「仕事をやめた」

筆者自身、ジャーナリングで「仕事やめる?」という問いをしつこく追いかけた結果、実際に退職を決断した経験がある。

  • 3年前には「ビジネス浪人」と称してnoteを始めたが、これも「やめるかどうか」を書き出し、考え抜いた末に、最終的に「やめた」自分の姿だった。

  • 他にも、「1年くらい育休を取ってみる?」など、周囲からすれば非常識に思える選択肢に踏み切ったのも、ジャーナリングのなかでとことん向き合ったおかげだった。

もちろん、「仕事をやめる」のような大きな決断だけに限らない。
「1ヶ月だけ休暇を取る」「思い切って新しい趣味を始める」など、小さな行動も、まずは突飛なアイデアとして頭に浮かび、それをジャーナリングで大事に育てて現実化してきた例は多い。


突拍子もないアイデアと向き合うプロセス

  1. 思いつきが浮かんだら、そのまま書く
    「絶対無理」「くだらない」と決めつけず、まずは書き留める。

  2. 背景を探る
    なぜそう思ったのか?どんな感情が絡んでいるのか?

  3. 具体的な行動や条件を考える
    「実際にやったらどうなるか?」「失うものは何で、得られるものは何か?」

  4. 最終的にやらない選択でもOK
    深掘りの途中で「やめておこう」と結論づけても、自分が何を望むかが明確になり、思考の整理に価値がある。

  5. 本当にやりたいなら行動計画を立てる
    いつまでに、どんな手順で実行するか。やると決めたらジャーナリングのなかでスケジュールや課題を洗い出す。


まとめ:アイデアを流さず、大切に育てる

ふと出てきた突飛なアイデアは、普段であれば「冗談」で終わってしまうが、その背後には自分の本心が潜んでいる可能性が高い。
ジャーナリングで、それを逃さずに“拾い上げる”ことで、人生をより自分らしく設計できるかもしれない。

  • 突拍子もないアイデアこそ、本音を引き出すカギ

  • ジャーナリングで徹底的に向き合うと、案外実現できるパターンもある

  • たとえ最終的にやらなくても、本音や望みに気づくだけで価値がある

日々の生活で突然訪れる「変わった思いつき」「非常識な発想」を、自分にとっての可能性として大切に扱ってみよう。
それをジャーナリングでまとめ、深めていくうちに、意外な転機やチャンスが訪れるかもしれない。

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