【活気あふれるベトナムを実体験〜肌身で感じた東南アジアの勢い〜】
おはようございます!!あきた創生マネジメント代表の阿波野聖一です。
前回は、労働人口の減少による日本経済の現状から、あらためて外国人労働者の受け入れに対するわたしの見解を述べてみました。
今回は7月初旬に訪れたベトナムで、わたし自身が肌身で感じた東南アジアの勢いと、未来への展望について書いてみたいと思います。
ベトナムの経済発展に過去の日本を見る
今回のベトナム訪問の目的は、弊社の外国人インターンシップ事業における提携校の訪問です。
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東南アジア特有の肌を刺すような強い日差しと蒸し暑さの中、首都ハノイの想像以上の経済発展に、わたし自身驚きを隠せませんでした。アフターコロナで海外の行き来が再開され、各国で以前の活気を取り戻しつつある今、この若い国の勢いを目の当たりにしたのです。
中心街では高層ビルが立ち並び、電気バスや電気自動車の普及率も高く、かつての貧しい国のイメージを払拭しています。明らかに富裕層が増えているのを物語っています。
また、コロナ禍で非接触のニューノーマルが浸透する中、ベトナムでもキャッシュレスが日常化し、その生活にIT化の波が確実に広がっています。このようなこと一つをとっても、日本のIT化の遅れを感じずにはいられませんでした。
さらに、豊かさの象徴である豪華な家・車などの所有が、経済発展の著しい若い国に見られるひとつのステータスとして、特に目立っていました。
例えば、ベトナムは自国産業の保護と環境汚染や渋滞緩和のため、特に車に対して高い税金をかけていることは有名です。にもかかわらず、わたしたち日本人の感覚でも手が出そうにない金額の日本車や韓国車など、いわゆる外国車を街中で多く見かけました。
それとは対称的に、昔ながらの屋台が立ち並び、ロカールの飲食店や土産物店が軒を連ねる地域もあり、東南アジア特有の人々の活気ある光景も未だ目にします。わたしには、この発展著しい国の混沌とした状況が、ちょうど昭和30年代の高度成長期の日本のように映りました。
戦後復興のため国民が一丸となって経済を支えた30年代以降の日本。豊かさを求めて前進し、パワーが溢れていた国は、今や豊かになり過ぎて、どこか危機感が薄れているような・・・
自国の子供たちの未来への想い
今回、提携先である大学の学長とお話をして、とても感動したことがあります。
「どうか、この国の若者のために、未来を創ってやってください!」
この学長の言葉に込められた想いは、ベトナムという国の、さらなる発展の光が見えたような気がしました。
経済成長の過渡期にある若い国ベトナムでは、優秀な若者が大学に進学後、たとえインターンとして経験を積んでも、それを活かせる機会が少ない。日本と同じく高齢化が進むこの国の介護という分野においては、医療サービスが十分ではなく、また人材不足など、あらゆる面において、まだまだこれからだそうです。
そのため、弊社とのインターンシップ制度を利用して訪日するベトナムの若者が、日本式のサービスやスキルを身に着けて、それを活かせるような前例を作ってほしいとのこと。
学長自らが、自国の若い世代の未来を真剣に考え、日本という国に希望を託している姿に非常に胸を打たれました。同時に、わたし自身もインターンシップ事業への期待と責任をあらためて感じたのでした。
外国人労働者にとって魅力的な国であるために
今回ベトナムを訪問して、短い期間でしたが、わたし自身あらためて多くの感動と学びをもらいました。
もし、未だにベトナムをはじめ、東南アジアの国々を「発展途上国」「貧しい国」というイメージをもっている方がいるとしたら、それがいかに間違っているか。
また、東南アジアの人々に対する偏見を未だ持たれている方に対しても、日本に憧れ、そして日本人を尊敬して来日してくる外国人労働者がいることを、忘れないでほしいと思います。
自国に貢献するために日本という国を選んで来てくれる若者にとって、いつまでも魅力的な国であるために、わたしたち一人ひとりが、まず彼らを理解して受け入れることから始める必要があるのではないでしょうか?
【人口減少社会において、介護経営をリデザインする】をパーパスに、あきた創生マネジメントでは、介護の人材育成と採用における経験を通して、業界全体の未来に貢献するため、人手不足に悩む事業所をサポートする事業を立ち上げました。
インバウンド再開に伴い、コロナ禍で離職した従業員の復帰が進まず、未だ人手不足の問題を抱える観光や飲食業界などは多数あります。そのため外国人労働者の受け入れを検討される会社も多く、弊社にもお問い合わせを頂くようになりました。
今後は、外国人労働者の受け入れ準備から、複雑な就業手続き、また日本での生活サポートなど、これまでの弊社の取り組みを通して得たノウハウを、業種を問わず他社さまのために活かしたいと考えております。
ご関心のある事業者さまは、私のTwitter、Instagram、Facebook、新しく始めたTikTokやホームページなどにご連絡いただけると嬉しいです!