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2025年のテーマは【啓蒙】~①海外人材受け入れは労働力確保ではない ― 成功の鍵は“人材投資”
新年明けまして、おめでとうございます!
あきた創生マネジメント代表の阿波野聖一です。
今年もnoteで気づきや学びなど、様々なことを発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、2024年のテーマは「正しく知る」でした。今年のテーマは「啓蒙」です。これまで「海外人材の受入れ」について、その重要性を発信してきましたが、未だに多くの課題があるのが現状です。
そのため、さらに多くの方々に「海外人材受入れ」について正しく知ってもらえるよう、今年は啓蒙活動に尽力したいと考えております。
海外人材市場の変化と現状
2019年に弊社が初めて海外人材を受け入れてから、共生と協働を目指して人材育成に取り組んできました。現在では彼らがグローバルメンバーとして活躍し、弊社にとって欠かせない存在となっています。
当時はベトナムやインドネシアが主な送り出し国でしたが、現在ではミャンマー、インド、スリランカなどからの人材獲得が注目されています。こうした市場の変化の背景には、「日本で働く魅力の低下」や「受け入れ側の意識の問題」があります。単に賃金が安いからではなく、働きやすい環境やスキルを評価されることが求められる時代に変化しているのです。
海外人材受入れの根本的な課題とは
海外人材が集まらないのは安い賃金に加えて、日本で働く魅力が減少していることが大きいです。
受け入れ側が、海外人材を「安い労働者」の獲得という意識をもったままでは、彼らが好意的に賃金の安い日本で働くとは思えません。
またせっかく雇っても、この偏見意識がある限り職場定着率が低くなるのは当然です。
何もしなくても海外人材が日本に来てくれた昔とは異なり、現在の労働市場では、業種によっては海外人材が国を選ぶのです。その過程で、自分たちにとってメリットのある国を選びます。その市場変化にも気づかず、人手不足の解消として海外人材を受け入れたいといっても無理です。
実際に安い労働者として海外人材を受け入れている業界では、送り先機関やエージェントに任せっきりで面接もしない、送り先国に対しても関心をもたないケースもあります。
これでは海外人材が受け入れ企業に対して誠意を感じず、労働意欲が向上するはずがありません。
それが最終的にニュースで見るような、失踪、そして犯罪というネガティブなループに入っていくのです。
海外人材受け入れは「人材投資」
弊社が海外人材の受け入れを成功させてきた要因は、「人材投資」としての意識を持ち、育成に真摯に取り組んできたことにあります。その結果、日本人スタッフにも多様性を受け入れる意識改革が進み、指導力向上などの効果が生まれました。
今後、海外人材受け入れを検討されている経営者の皆さまには、次のステップをお勧めします:
自社の課題を明確にする。
受け入れ開始までのスケジュールを策定する(通常約1年を要します)。
人材育成計画を立て、職場環境の整備を進める。
単に労働力不足の解消を目的とせず、戦力として成長してもらうことを目指しましょう。
今年の啓蒙活動の具体策
「啓蒙」をテーマに掲げる今年は、以下の活動に取り組んでいきます。
SNSでの情報発信を強化
多くの方々に海外人材受け入れの現状を知っていただけるよう、発信頻度を増やします。関心を持つ方々とのコミュニティ形成
情報交換や意見共有を通じ、受け入れ企業同士の連携を深めます。現場視察の受け入れとサポート体制の充実
海外人材が働きやすい環境づくりや人材育成の具体的なノウハウを提供します。
これらを通じて、「海外人材受け入れ」をより広く、正しく知り理解してもらえる社会を目指します。
結びに
海外人材受け入れは、単なる労働力確保ではなく、未来への「人材投資」です。その可能性を引き出すには、受け入れ側の真摯な姿勢と具体的な取り組みが求められます。私たち自身も課題に向き合い、積極的に行動していきたいと考えています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
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【人口減少社会において、介護経営をリデザインする】をパーパスに、あきた創生マネジメントでは、介護の人材育成と採用における経験を通して、業界全体の未来に貢献するため、人手不足に悩む事業所をサポートする事業を展開しております。
「コロナ禍で離職した従業員の復帰が進まない」「求人募集をしても応募がない」など、人手不足の問題を抱える観光や飲食業界などは多数あります。そのため外国人労働者の受け入れを検討される会社も多く、弊社にも問い合わせを頂くようになりました。
そこで、外国人労働者の受け入れ準備から、複雑な就業手続き、また日本での生活サポートなど、これまでの弊社の取り組みを通して得たノウハウを、業種を問わず他社さまのために活かしたいと考えております。
ご関心のある事業者さまは、私のTwitter、リニューアルしたホームページなどにご連絡いただけると嬉しいです!
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