「未来を築くための少数派の声 — インドネシアでの気づきと日本の役割」
おはようございます!
あきた創生マネジメント代表の阿波野聖一です。
はじめに
「マジョリティは現在のために、マイノリティは未来のために」というテーマについてお話しさせていただきます。このフレーズは、元NEC会長の関本さんが書かれた『感じて信じて行動しよう』という書籍の中で触れられており、私も大変共感しています。現在を形成するのは多数派の意見ですが、未来を切り拓くためには少数派の意見が重要な役割を果たすのではないかと感じています。
少数派の意見が未来をつくる
多数派の意見は現状に反映されやすいものの、少数派の意見はまだ未熟な状態であることが多く、必ずしも今すぐに役立つわけではありません。しかし、将来を見据えたときにこそ、少数派の意見が未来を築く貴重な基盤となると私は考えています。多様な意見が取り入れられた社会こそ、将来の変化に柔軟に対応できる社会になるでしょう。
日本も以前は多くの意思決定が集団的に行われていましたが、現在は多様な意見が尊重される社会に移行しています。この変化こそ、未来をよりよいものにするために必要な方向性であると強く感じます。
インドネシアでの訪問を通じた気づき
今回、私はインドネシアのジャカルタで介護施設を訪問する機会を得ました。インドネシアではまだ高齢者施設が少なく、社会保障も日本ほど整備されていません。そこに暮らす高齢者の方々の声、いわば「マイノリティ」の意見こそ、インドネシアの未来を形作るために必要なものだと感じました。日本の成熟した介護の経験を持っている私たちが、その一助となれるならば、その経験が生かされると信じています。
成熟社会の経験をシェアすることの重要性
日本は高齢化社会を迎え、さらには人口減少とともに社会の成熟期から衰退期に入ろうとしています。これまで培ってきた日本の経験を、これから高齢化が進む東南アジア諸国とシェアすることは、非常に意義のあることです。成熟した介護の知識やスキルが、今後のインドネシアにとっても価値のある資源となるでしょう。
日本国内でも、少数派の意見にもっと耳を傾けることが必要です。特に政治において、これまでの方法が結果として現在の日本をつくり出しているのだと考えると、今後は新たなアプローチが求められるのではないでしょうか。
人とのつながりを大切にする重要性
私は、何よりも人とのつながり、そして人との信用と信頼を大切にしたいと強く思っています。この要素を軽視してしまうと、未来に向けて掲げているビジョンも実現が難しくなるでしょう。現代において、信用と信頼がなければ、国内外においても物事がうまく運ばないことは明白です。だからこそ、人とのつながりを大事にし続けることが必要なのです。
マイノリティの価値と奇跡の出会い
話が少し逸れましたが、今は「マジョリティの時代」から「マイノリティの時代」に移行していると感じています。私自身も病気を通してマイノリティの一員となり、この変化を強く実感しています。そして、その過程で出会ったのが、奇跡的ともいえる一冊の本でした。私がマイノリティの立場にいたからこそ、この本に出会い、そこで学んだ言葉や知識が多くのつながりを生み、現在の私があるのだと思っています。
マイノリティの意見が未来を切り開く
少数派の意見には、未来を切り開く力が宿っていることに気付かされました。この本を通して、マイノリティの重要性を再確認し、彼らの意見こそが未来を創造する原動力となることを学びました。
マジョリティとマイノリティの役割
今回のお話を通じて、「マジョリティは現在のために、マイノリティは未来のために」という考えが印象的でした。インドネシアでの出会いも含め、日本で学んだこととインドネシアでの経験を結び付けられることが増え、喜びを感じています。
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