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【未来を見据えたインドネシアの高校教育〜介護事業で日本は外国人労働者に選ばれる国になれるのか?】

おはようございます!
あきた創生マネジメント代表の阿波野聖一です。

前回は、弊社が取り組んでいる2つの人材育成のうち、外国人労働者の人材育成について書きました。

雇用した社員を人手不足解消に繋げ、さらに人材育成によって、いかに自社のマネジメント力を上げて成果を出していくか。
労働人口が減少の一途を辿る今後の日本において、最も重要となってきます。

今回は、海外の学校教育を通して取り組まれている「人材育成」について書いてみます。

わたしが毎月のように現地視察を兼ねて訪問している東南アジアの中で、先月訪問したインドネシアの「将来を見据えた人材育成」についてです。
実際に体験する現地の様子は、毎回、日本の今後をあらためて考える機会を与えてくれます。

高校教育から始まる「国際市場をターゲット」にした介護の人材育成

弊社で2019年に初めて外国人労働者を受け入れて以来、わたしは日本の労働市場における外国人材の可能性と、日本社会での受け入れの必要性を感じて、様々な取り組みをしてきました。

しかし、わたしの住む秋田県のような地方では、人口減少による自治体の消滅危機に陥っているにもかかわらず、今なお外国人労働者の受け入れに消極的で落胆せずにはいられません。

反対に世界では、日本と同様に少子高齢化で介護人材の需要が高まり、多くの外国人労働者を高い賃金で受け入れています。

このように労働力の確保を積極的に行う海外で、インドネシアの医療・看護系の高校では、1年生から英語か日本語による授業を選択し、将来、国内外で活躍するための人材育成に取り組んでいます。

特に「介護」の概念のないインドネシアでは、若者の人口は多いのですが、他国と同じく高齢化が進むであろう将来に備えて、新しい分野でのビジネスチャンスに着目し、高校からキャリア形成を進めているのです。

日本は外国人労働者から選ばれる国になれるのか?

インドネシアの高校が日本語か英語を選択して介護を学ぶ理由は、彼らのキャリア形成の中に、将来英語圏で働くか、日本で働くかの選択肢があるからです。

高い賃金が魅力のオーストラリアのような英語圏と、最低賃金の上がらない、そして円安が続く日本での就労。はたして外国人労働者は、どちらの国での就労を希望するのか?

日本語教育を学んでいる高校生

答えが明確な中、わたしは今回視察した高校で、「日本の介護」の授業を任されることになりました。
以前ご紹介したインドネシアの看護大学での講義と併せて、とても光栄なことです!

日本での就労を選んでもらうために、賃金以外の魅力は何か?
世界で最も高齢化が進む日本の先進的「介護」のウリは?

それは介護技術、テクノロジー保険制度、そして、日本的サービスだと思います。
弊社の外国人材(グローバルメンバー)の育成経験と、事業実績を通して、しっかりと日本の介護の魅力を伝えていくつもりです。

人材の先行投資〜外国人インターンシップ事業

介護分野における外国人労働者の受け入れの必要性を、SNSをはじめ、あらゆる機会を通して発信してきましたが、事業所(経営者)によっては未だハードルが高いようです。

・人手不足の問題を抱えているのに、どのように対処してよいのか分からない。
・外国人労働者の受け入れに対して、不安がある。

このような問題や不安解消のため、外国人労働者の受け入れ経験と実績を通して、弊社では「外国人インターンシップ事業」による、介護事業所をサポートしています。
インドネシアの高校生の介護における人材育成も、弊社の外国人インターンシップ事業の一環です。

特定技能や技能実習生をいきなり受け入れるリスクを軽減するために、まずは外国人の大学生や高校生をインターンとして短期間受け入れてみる。そして、お互いの文化、習慣、言葉の違いを実際に経験してみて、本格的な受け入れ準備をする。

そのワンステップを踏むことで、外国人労働者を受け入れた後の双方のミスマッチを回避できます。
また、インターンとしてテスト雇用をすることで、無駄な時間を浪費することなく自社に合う最適な人材獲得、そして定着へとつながります。

先述したように、世界的に介護人材は奪い合いになっています。
いつまでも迷っていては、優秀な人材獲得の競争に負けてしまいます。

事業投資するなら、まずは「人」から

自社の発展に欠かせないのは「人」です。
人的投資による「人財」によって、成功が大きく変わります。
将来を見据えて、成果を出してくれる人財をいかに確保するか。

2023年度看護学生がインターンへ今年度本採用へ

現状を変えるには行動しかありません。
現在、介護分野の外国人労働者の受け入れに関心のある、あるいは検討している事業主の方は、どうそ時間を無駄にせず、積極的に行動してください。

外国人インターンシップ事業

現在多くの学生たちが、日本全国で就労体験できる介護事業所を探しています。
本気で外国人の人材育成と、介護業界の未来を考えてくださる介護事業所さまで、弊社の外国人材インターンシップ事業に、ご興味をもっていただけましたら、私のTwitterホームページからご連絡ください。

海外視察プロジェクト募集

わたしと一緒に東南アジア(インドネシア・ベトナム)に視察に行きませんか?
外国人材インターンシップ事業の提携校を訪問、関係者や生徒たちとの交流、その他、現地の生の情報に触れる機会を提供します。
経済発展が著しい現地の状況を肌で感じて、そのパワーを実感してください!
そして介護の未来に希望を見出してください!
(*介護以外の業種の方でも、お気軽にご相談ください)

ご興味のある方は、私のTwitterホームページからご連絡ください。

【人口減少社会において、介護経営をリデザインする】をパーパスに、あきた創生マネジメントでは、介護の人材育成と採用における経験を通して、業界全体の未来に貢献するため、人手不足に悩む事業所をサポートする事業を展開しております。
「コロナ禍で離職した従業員の復帰が進まない」「求人募集をしても応募がない」など、人手不足の問題を抱える観光や飲食業界などは多数あります。そのため外国人労働者の受け入れを検討される会社も多く、弊社にもお問い合わせを頂くようになりました。
そのため外国人労働者の受け入れ準備から、複雑な就業手続き、また日本での生活サポートなど、これまでの弊社の取り組みを通して得たノウハウを、業種を問わず他社さまのために活かしたいと考えております。
ご関心のある事業者さまは、私のTwitter、リニューアルしたホームページなどにご連絡いただけると嬉しいです!また6/30よりVoicyも再開しておりますのでぜひぜひお聞きください!

第3弾Kindle本発売が決まりました‼︎

タイトルは"介護の未来を切り拓く: 外国人労働者とテクノロジーが変える日本の介護"です!内容は、日本が直面している超高齢化社会と、それに伴う介護業界の課題に対する解決策を深く掘り下げています。特に、外国人労働者の重要性とテクノロジーの革新が、介護業界をどのように変えていくのかに焦点を当てています。9/28(土)から販売スタートしております。ぜひぜひ、よろしくお願い致します。詳細はこちら⇩

私たちが提供できる海外人材サポート事業について

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