とにかく野菜を挟むんだ!
朝ごはん。たまに朝昼ごはん。
凝ったものや手の込んだものを作るのは面倒なので、大抵の場合、昨日のご飯をおにぎりにしたり、残り物をご飯に乗っけて食べたり、パンを焼く。
この中で圧倒的に多いのはパン。
シュレッドチーズをのせて焼くチーズトーストはお気に入りだけど、どうも野菜が足りない。
なのでせめて玉ねぎを薄くスライスしてからチーズを乗せる。
これはこれでおいしい。
野菜が安売りしていた場合は、とにかく野菜マシマシにしてしまう。
こうなると今度はタンパク質が足りなくなるから考えもので、栄養の偏りは否めない。
しかし、野菜まみれのサンドイッチはおいしい。
パンはトーストして、バターと辛子を塗る。
ソースはマヨネーズか、オリーブオイルとお酢に塩コショウ。
シンプルなのが一番おいしい。
見出し画像のそれはバランスのいい方、であるサンドイッチ。
トーストに、サニーレタスとスライスオニオン、スライストマト、パストラミ。
こちらはたった一枚のハムでタンパク質を補っているつもりなのか?! サンドイッチ。ひたすらサニーレタス。
そして究極。
大好きなクレソンが出回る頃になったら必ず食べるのはこれ。
クレソンを買えるだけ買い込み、トーストしたパンの上に積み上げていく。
限界まで積み上げたらそっと上からトーストを乗せてサンド。
高さ15センチ以上になったそれを、食べる直前に上から手のひらで押しつぶして、大口開けてかじりつく。
うん、クレソンの味しかしない。
パンと野菜の組み合わせは最高においしい。
とりあえず野菜があったら挟んどけ、というモットーなので、玉ねぎ、ピーマン、キュウリ、トマト、セロリ、クレソン、マッシュルーム、チコリ、レタス、サニーレタス、グリーンカール、千切りキャベツ。家にある野菜ならなんでも挟み込む。
野菜を沢山食べると、何だか健康になったような気がする。
もちろんたかが一日、大量に野菜を摂取したからと言って健康になるはずがないことなど分かっている。
「気がする」のがポイントで、さらにはタンパク質もきちんととれていたら(たとえそれがたった一枚のハムだとしても)完璧なんじゃない? とすら思う。
分厚くて今にも崩れそうなサンドイッチを思い切り押しつぶして、両手で持ってかじりつくのはとっても至福。
今日はいい日になるかもしれない。
そんなことを考えながらもっきゅもっきゅと食べる。
口の中がクレソンの味しかしなくても、お昼前には全部きれいに消化して空腹になっても、食べている時は大満足だ。
たまにバゲット。
たまにベーグル。
そしてたまにイングリッシュマフィン。
トマトとスライスオニオンしかなくても、フライドエッグとベーコンを挟んだイングリッシュマフィンは結構贅沢でこれもおいしい。
おしゃれさなんてどっかにおいてきた。
その辺のパンでその辺の野菜を挟み込むだけのサンドイッチ。
コーヒーで流し込んだらごちそうさま。
今日も一日頑張りましょう。
了
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