アウシュヴィッツのチャンピオン【知っていたい負の歴史】
「アウシュヴィッツのチャンピオン」を鑑賞しました。
またもや自分の無知を思い知らされる映画でした…。
自分の力を信じ、命をかけ、
ナチスが無敵ではないという希望を囚人に与えた男の物語です。
9月いっぱいで閉館となるテアトル梅田での鑑賞でした。
また一つ、学びある映画に出会わせていただき、感謝です。
歴史的背景を知っていれば、より楽しめる作品ですので、そのあたりを解説させていただきます。
はじめに
ナチスドイツがヨーロッパを征服しようと目論む、第2次世界大戦中の物語です。
実在したボクサー「テディ」の奮闘を通して、地獄のような収容所の実態、血塗られた歴史を学ぶことができました。
ナチスドイツとポーランド
映画をより理解し、学びを深めるために、「ナチスを扱った作品の傾向」と「ポーランド侵攻」についてご説明させていただきます。
「ナチスを扱った作品の傾向」
ナチスドイツをテーマにした作品は多くありますが、そのほとんどがユダヤ人への迫害や殺戮の歴史を描いたものです。
前回紹介した手塚治虫の漫画作品「アドルフに告ぐ」もそうでしたね。
https://www.three-minutes-philosophy.com/adolf/
映画の有名どころでいうと、「シンドラーのリスト」や「ライフイズビューティフル」「ジョジョラビット」あたりもそうです。
しかし、「アウシュヴィッツのチャンピオン」は違います。
ユダヤ人はでてきません。
ナチスドイツから、迫害を受けるのは「ポーランド人」です。
「ポーランド侵攻」
ここで、歴史的にかなり重要でありながら、あまり知られていないポーランド侵攻について調べたことをお伝えさせていただきます。
私が無知なだけかもしれませんが、もし私と同じように、あまりご存じない方がいらっしゃれば一緒に学んでいただけると幸いです。
ドイツは、独ソ不可侵条約をソ連と結んだことで、ポーランドを侵攻し始めます。
ここで、映画のタイトルにもなっている「アウシュヴィッツ」の収容所について説明します。
「ARBEIT MACHT FREI」の看板は映画でも何度か登場しました。
今の時代に、日本で生きる私ですら、悲しさと悔しさがこみ上げるシーンでした。
映画や紹介したサイトでは更に詳しく学ぶことができますので、ぜひご覧ください。
とても残酷な歴史です。
生きるために闘う
最も有名なボクシング映画「ROCKY」の名言にこんなものがあります。
「You had the talent to become a good fighter, but instead of that, you become a legbreaker to some cheap, second rate loanshark!」
「なぜ才能があるのにゴロツキみたいな真似をするんだ」
「It's a living.」
「生きるためさ」
「It's a waste of life!」
「人生の無駄遣いだ!」
そして今作「アウシュヴィッツのチャンピオン」で観られたセリフが…
「生きるために闘え!」
です。
「ROCKY」では底辺の生活から抜け出すためでしたが、
「アウシュヴィッツのチャンピオン」ではその日、殺されないために闘うのです。
こんなに悲しいボクシングがあるでしょうか。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「アウシュヴィッツのチャンピオン」をより理解するために、ポーランド侵攻の歴史を少し解説しました。名作「ROCKY」とのセリフの比較も。
悲しいだけでなく、熱い男心も味わえますので、ぜひご覧ください。
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