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「地上最大のショウ」これぞ映画!アニマル大集合!
テレビに負けないだけじゃなく、
偉大な監督を生むきっかけにもなった。
映画「地上最大のショウ」を鑑賞しました。
1952年と、大変昔の映画なのですが、私が今作を観たのには理由があります。
それは2023年3月に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督の「フェイブルマンズ」の中で、登場したからです。
今回の記事では、映画「地上最大のショウ」の見どころをお伝えします。
STORY
サーカスを舞台に座長と花形軽業師、ブランコ乗りの三角関係をベースに一座の様々な人間模様を描く。絶対化粧を落とさないピエロなどわけありの人物も登場。本当にザーカスを観ているような非日常の空間に観客をいざなうアカデミー作品賞受賞の傑作。
巨大なサーカス一座の物語です。
映画「地上最大のショウ」は、第52回アカデミー作品賞を獲得しています。
撮影には世界最大のサーカスといわれる「リングリング・ブラザース=バーナム・アンド・ベイリー一座」の協力によるもので、「地上最大のショウ」というタイトルも、サーカスの謳い文句から来ています。
リングリングは2010年代も、動物を使ったショーをしていましたが、動物愛護的な観点から、ゾウのショーを中止。
その影響で経営も厳しくなり、2017年に解散。
150年近く続いた歴史に幕を降ろしています。
スピルバーグ少年の心を打った
映画「フェイブルマンズ」はご覧になられましたか?
あの映画の冒頭、主人公の少年が父母に連れられて観にいった映画こそが、「地上最大のショウ」です。
少年が最も影響を受けた列車の衝突シーンは、終盤に起こる出来事です。
テレビに打ち勝った
激しいアクション、また、たくさんの動物が出てくる上に、恋愛ドラマ、サスペンスドラマ的な要素も含まれているため、万人受けをねらった映画だといえますね。
複合的なドラマでありながら、映画でしかできない圧倒的な規模のエンタメ性を見せつけ、当時押し寄せていたTVブームの脅威に打ち勝ったのです。
映画ここにあり。と証明させたんですね。
たくさんの動物たち
今作、サーカスの協力のもと、たくさんの動物がCGなしで出てきます。
犬や馬はもちろん、像や猿、キリン、熊にアシカ、カバまで出てきます。
ライオンや豹などの猛獣まで!
複数の馬が、脚を前に上げて行進するシーンは必見です。
ジェームズ・スチュアート
「地上最大のショウ」にはたくさんの豪華俳優が出演していますが、中でも注目はアメリカの良心、ジェームズ・スチュアート。
決してメイクを落とさないピエロを演じています。
ジェームズ・スチュアートなのにずっとクラウンフェイスはもったいない!と思いましたが、最後まで観れば納得です。
ピエロがメイクを落とさない理由は、今作における最もドラマチックなポイントです。
ラストが素晴らしい!
今作は、様々な困難に見舞われつつも、なんとか興行をしようとする前向きさ。
とてもポジティブなメッセージをもって終幕する今作は、かなり心を打たれます。
ショウの驚きとともに、心に響く感動も得られるはずです。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画「地上最大のショウ」の見どころをお伝えしました。
スピルバーグ少年に多大な影響を与えたことも頷ける、素晴らしい作品です。
今作無くして、「ジュラシック・パーク」や「インディ・ジョーンズ」は生れなかったでしょう。
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