「さらば、わが愛 覇王別姫」のリバイバル上映をテアトル梅田にて鑑賞。
こちらの作品、1993年にカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞しています。
私は今、カンヌ関連や、パルムドール受賞作品に興味がムンムンです。
カンヌが気になる理由
先日、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を劇場鑑賞したり、「TITANE」に感動したりしたからです。
苦手そうだから、鑑賞を避けていた「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。
これが実に面白かった。
勢いそのままに、これまでの歴代パルムドールを作品を検索してみました。
するとどうでしょう。
ほとんど観たことがないではありませんか…。
もう一度あのレベルの衝撃を!感動を!体験したい!!
と思っていた矢先にテアトル梅田にて劇場鑑賞のチャンスが。
これは、きゃない。観るっきゃない。
はじめに映画について簡単に解説しておきます。
カンヌが泣いた! パルムドール受賞!
まずは、概要から。
あらすじ
続いて、あらすじです。
感想と押さえておきたい予備知識
ここからは、私の感想と、
ここをつかんでおけば、ストーリーが入ってきやすいという歴史的背景やポイントなどの予備知識も合わせて解説していきます。
感想
約3時間というかなり長めの上映時間でしたが、集中して観られました。
映画の3時間って、確かに長いですが、1924年から1977年の中国激動の時代を劇団員のリアルな目線で追いかけていくと思えば、かなりエクストリームなのではないかと思います。
敗戦から内乱につながり、そして革命と暴動に巻き込まれていく。
大事な人を裏切ってしまうにたる理由なのかもしれません。
そんな憎き悲しきメッセージの色濃い映画でありました。
そういった面で、香港映画ならではって感じがよかったです。
また、LGBTQにも一石を投じる内容もよかったです。自然で物語の邪魔にならない程度だったのもとてもいい。
さて、ここからは、映画に登場した中国の歴史や文化について解説していきます!
京劇とは
映画では、少年京劇団に預けられるところから物語が始まります。
そこで過酷な指導を受け、やがて花形役者へと成長していきます。
京劇とはなんぞやをインプットしておくと、より映画の背景が観えてきますよ!
皇帝への献上として産まれた劇で、
地声や裏声を使った歌も重要な鑑賞ポイントで、
舞台装置が少ないため、観客の想像をもって完成する劇なのですね。
覇王別姫ってどんな劇?
映画の中でも、師匠による解説がありますが、あらすじを詳しく解説しておきます!
超シンプルに言うと、読んで字のごとく。
覇王が姫と別れるお話。
項羽と劉邦のお話だったのですね。(映画観たのにわかりませんでした…)
虞美人が自害する理由もよくわかりました!
日本統治時代と文化大革命
こちらの内容は、ややナーバスな内容ですので、ブログにて解説動画を掲載します。アヘンや日本統治時代、文化大革命など、3つの動画でかなり理解が深まります。
https://www.three-minutes-philosophy.com/sarabawagaai/
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「さらば、わが愛 覇王別姫」について解説しました。激動の近代中国史が非常によくわかる名作です。長くても、ぜひ挑戦してみてほしいです!
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