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バスの英雄が生まれました

君を想い、バスに乗る」を鑑賞しました。

妻を亡くした男性の、放浪珍道中かと思いきや、全然違いました。

こんなシーンもありますが、物語のメインはそこじゃない!

寅さん」や「フォレストガンプ」のような、とてもドラマチックな物語です。

個人的に気になった見どころを解説します!


はじめに

「君を想い、バスに乗る」 は2022年公開のイギリス映画です。

一人生は乗合バスのように、出会いが過去と未来を紡いでいく一
最愛の妻を亡くしたばかりのトム・ハーパーは ローカルバスのフリーパスを利用して イギリス縦断の壮大な旅に出ることを決意する。目指すは愛する妻と出会い、 二人の人生が始まった場所一。
行く先々で様々な人と出会い、 トラブルに巻き込まれながらも、 妻と交わしたある” 約束” を胸に時間・年齢・運命に抗い 旅を続けるトムは、まさに勇敢なヒーローだ。
愛妻との思い出と自身の“過去”ばかりを見つめていたトムが、 旅を通して見つけたものとは・・・?

シネ・リーブル 特設ブースより引用

主演 ティモシー・スポール

ヒツジとティモシー・スポール

ティモシーといえば、シャラメでしたが、今作を観て、変わりました。

ティモシーといえば、スポールです。

これまで、ハリーポッターでねずみ男を演じたり、スウィーニー・トッドで小賢しい役を演じていた印象しかなかったです。

ピーター・ペディグリュー役

スネ夫的なポジション、金魚のフン的な、ズルい役を演じる印象ですね笑

しかしながら、今回はとてもいい役。温かみのある老人を演じています。

そしてなによりすごいのが、実年齢が65歳でありつつ、もっと上の世代の男性を演じたという点です。

特殊メイクなしで実年齢より30歳近く年老いた主人公・トムを演じたティモシー・スポールは、 同年イタリアで開催されたバーリ国際映画祭にて最優秀主演男優賞を受賞した。

シネ・リーブル 特設ブースより引用

すごいですよね。歩き方なんて、本当にリアルでした。観ていてハラハラするシーンがたくさんありました。

ちなみに、65歳というと、トム・ハンクスや、サザンの桑田佳祐さん、大地真央さんなどが同い年になります。

まだまだ若い!!

ちなみに、トム・ハンクスの代表作といえば、「フォレストガンプ」です。

今作「君を想い、バスに乗る」は、「フォレストガンプ」に近しい作品でした。

フォレストガンプに近い

フォレストガンプは、知能は少し劣るものの、清らかな心と健康な身体で、様々なフィールドで活躍する、主人公の人生を描いた名作です。

「フォレストガンプ」の後半では、多くを語らず、走り続けるフォレストに、様々なフォロワーが集まってきました。

君を想い、バスに乗る」でも、主人公に対して、たくさんのフォロワーが生まれます。

バスの英雄

老人が単身で、スコットランド最北端の村ジョン・オ・グローツから目的地のイギリス最南端の岬ランズ・エンドを目指すということや、

その道中の、正直で、誠実で、優しく、信念のある言動を目の当たりにした人々(加えて、SNSでのバズ)により、注目されていくことに。

この構図は何とも、フォレストガンプに似ています。心がポカっとあたたかくなる。

でも最後は少し切ない。そんな物語です。

トムの目指す先に何があるか。それが分かった時はホロリと涙が出るでしょう。

ぜひご鑑賞を。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

「君を想い、バスに乗る」はフォレストガンプのような心あたたまる物語です。この映画を機に、ティモシーといえば、スポールになっちゃうかもしれませんよ!

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