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【父の四十九日法要】自己免疫疾患(指定難病)とともに生きる (21) - JANGAN MALU-MALU! Living with an Autoimmune Disease

【父の四十九日法要】

 2024年9月5日、入院から100日、退院から50日が経ち、父の四十九日を迎えた。その前の週末、9月1日に四十九日法要を予定していたところ、過去最大クラスともいわれた台風10号接近の影響により、前後数日間にわたって東海道新幹線・東海道線在来線が運休し、四十九日法要を翌週へ延期することとした。
 翌週9月8日、一転して快晴の真夏日に、無事に四十九日法要を終え、旅立つ父を感謝の気持ちをもって送ることができた。

 曹洞宗では四十九日のことを「大練忌だいれんき」と呼ぶそうだ。大練忌の法要後の住職の法話が心にしみた。
 家族にとっては、この49日間、故人がいなくなった時間の過ごし方を「大」いに「練」習し、旅立つ故人を感謝の気持ちをもって送る決意ができた、故人に恥じぬような生き方を心がけていく決意を固めた、という思いを「大練」の文字に込めている。
 そして、故人にとっては、この49日間、仏道修行が「大」いに「練」り上げられ、仏弟子として旅立つこととなる。
 父にとっても、私にとっても、家族にとっても、大練忌は、「再出発となるおめでたい日」なのである。

 「自己免疫疾患(指定難病)とともに生きる (16)」【今度こそ退院間近か】でまとめたこれからの人生に向けたキーワード、「Wellness ウェルネス」「Be natural 自然体」「Be myself 自分らしく」を胸に、いよいよ父とともに、私の新しい人生へ出発する。

(つづく)

(カバー画像:父が眠る菩提寺)


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