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飼育日記「めだかのきもち」㊻やっぱりクロメダカ🐠 海辺の街へ

❗️水草のトリミング中、1センチほどの稚魚を発見。続いてもう2匹。孵化してから少なくとも1ヶ月、親メダカ達の目を、よくぞすり抜けてきた!すごい👏

強運の3匹を、室内のガラス鉢に移す。外で稚魚を見つけたのは久々のことだ。目を凝らして、水面をよくチェックしてから餌を撒くことにしよう。

ようやく秋らしい空気になってホッ。放っておくと、水がいい湯加減になってしまう夏のベランダの環境は、冬よりもずっと厳しかった。

午前中一杯は日が当たるので、天敵避けに被せたスチール籠の上に葦簀を、猛暑日にはさらに大判の⛱をかざし、それでも水温が35℃に届きそうな日には、大きな保冷剤を数個、葦簀の間に挟んだりしてみた。稚魚の鉢は20Lと小さく、すぐに茹ってしまうので、冷房の室内窓際に移した。

雨予報があれば、籠の上にアクリル板を、台風予報には、更にブルーシートで覆い、まわりに薔薇の大鉢をぐるりと寄せて切り抜けた。

毎朝ふたつかみはトリミングする水草の生命力

観賞魚店には、様々な改良メダカが展示されていて、水草や餌を買いに行くたびに、ワクワクしてコーナーを一回りしてくる。

中でもずっと気になるメダカがいる。

漆黒で優雅な鰭を持つ、"オロチ"のペアをスタッフに掬ってもらっているお客さんと、水槽前で居合わせた時にはいいなあ✨と心底羨ましかった。

改良メダカに踏み出せない訳がいくつかある。

🌱鰭の美しい種は、横見が出来る室内向きだけど、室内の棚に大きなガラス水槽を置くのは、地震がこわいので無理。

🌱メダカも水草も太陽の下で育てたい。

🌱改良種の特性を次世代につなげるのはそう簡単ではなさそうだ。特性を濃く持つ親メダカのペアを選んで、生まれた稚魚から更に選別をしていく。展示されているのはおそらく、業者さん選りすぐりの完成形なのだろう。生まれた子世代に甲乙付けて選別していくのは、二の足を踏む。

🌱クロメダカが好き、が一番の理由かな。子供の頃から馴染んだ、メダカそのものの色とかたち。焦茶の模様から黄金の地色が浮き上がる背中、底砂近くに沈めばベージュ色に変わる背中も、渋く美しい。水草の緑とも良く調和して、ベランダに自然な水辺の風景を作ってくれる。

クロメダカは上から眺めるのが一番

珍しさ、見た目の美しさが、必ずしも種の存続に有利であるとは限らない。美しい漆黒の色が背面の色で変化しないのが長所とされるオロチは、カモフラージュという、敵から身を守る基本機能を失っている。ぷっくりした体躯が可愛らしいダルマ系は、泳ぎも繁殖も苦手という。

人間に鑑賞されて喜ばれるように選別を重ねられてきた改良メダカたち。

オロチ、サタン…名前も姿もかっこいいなあ✨

魅力的な色や形に惹かれるけれど、手元で育てる自信もスペースもないので、お店で眺めるに留めている。今のところ。
                   9.    12

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ぷっくりと大きな、赤ちゃんのお尻のような🍑が山形から届いた。お裾分けもして、ゆっくり大事に食べ終えた今も、美味しさの余韻が残る。

送ってくださったのは、日立在住のK先生。

水戸の一乗院の境内で、手作り品を並べた私のブースに、立ち寄ってくださった、あの幸運な出会いから、お目にかかったのは10数回だけれど、いつも素敵でかっこいい。

これぞ豊穣のかたち🌟

過日、主宰する織りのグループ展がJR日立駅前のホールで開催され、4年振りの再会をした。

初めてお会いした時、お召しだったコートを、自ら織られたと聞き、どこでも見たことのない美しい布に触らせて頂いて、思わず教えを乞うていた。後日、近くのお宿を手配して下さり、ご自宅で織りの手ほどきを受けた。

賞を受けられた大きな綴れ織の作品や、日常使いの小品に仕立てたあれこれを見せて頂いた。洗練された色使いとtexture で、どの作品も作り手のセンスに貫かれた、魅力的なものだった。四半世紀前のことである。

人の足の絶えない、大盛況の会場をゆっくり回っていると、たまたま来場されていた男性を、「この人は小学校の同級生。私はこの人にいじめられていたの。」と紹介してくださった。

どんな女の子でしたか?
「おちゃめで、ユーモアがあって頭が良くて…」
それで、いじめたくなっちゃったんですね😌
懐の深いひとは、いじめっ子さえも生涯の友としてしまう。

長年のお弟子さん達の力作も揃った、いつもながら素敵な雰囲気の会場。2年に一度の展示会は、緊急事態の一昨年は中止になった。テラスでのお昼を挟んで、積もる話を沢山した。

帰りに寄ってらっしゃいと勧められた、足元までガラスの、海を眼下に見下ろすお洒落な駅中カフェでは、いつもは飲まない、緑色のクリームソーダの気分だった。さっき通路で見かけた、赤い駅ピアノを、誰かが弾き始めたのが聴こえる。すっきりと建て替えられていた日立駅は、開放的で見晴らし良く、いつか通った、どこかの小さな空港に似ていた。

久々の遠出で、久しく離れていた織に触れた。お昼に頬張った、具がたっぷりのサンドウィッチ。尽きないお喋り。お土産にと持たされた娘さんのお店のバウムクーヘンの箱の美味しそうな重量感。乗客が少なかった特急ひたちはゆったりと快適。完璧な一日だった。

友人達からの沢山のお花で溢れた会場
🪜大工仕事はご主人🎨レイアウトに若い陶芸家の友人夫婦が遠くから馳せ参じ🏃🏼‍♀️中央のお花のアレンジメントはプロの妹さんが✂️

宇宙の彼方で輝く星のようなひと。

この頃体調がすぐれないと、お電話で伺った。どうぞくれぐれも御身お大切に。

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