飼育日記「めだかのきもち」㊺5月生まれの若魚が産卵 🐶 仕事の流儀
9月のメダカ鉢。
❗️5月生まれの若魚のお腹にプチッと小さな卵。早いっ🌱
翌日には2匹目も抱卵。そろそろ外の親メダカと同居できるかなと思っていたけれど、しばらくこのまま若魚たちのペースで過ごしてもらうことにする。外気温が安定してきた。秋の陽射しを一杯浴びて、冬越しの体力をつけてもらおう。
陽が高くなると、2匹が交互にウィローモスの下見にやってくる。何度か繰り返したあと、えいっと潜っていく。
教えられていないのに、親と同じ種類の水草を産卵床に選んでいる。ここがいい、と自分で判断するのか、あるいは本能が教えるのか。付着糸をまとった小さな卵を、ウィローモスのモサモサした茎が、一粒ずつ、しっかりつかまえていく。
1日に2匹分15個ほどの卵を採卵する。抱卵を始めたばかりの卵からどんな針子が飛び出すか、楽しみに。
7月に30匹ほどの稚魚を里子に出した、Kさんのお庭には、2000年前の種子から育った古代蓮の大きな甕がふたつある。スックと立つ蓮の根元を縫って元気に泳いでいるかな。半日陰で植物に囲まれているので、猛暑も問題なかったようだ。素敵な環境で育てて頂けて幸せ✨
年輩の方向けのサロンを主宰しておられるKさんの玄関先に、"ご自由にどうぞ"のコーナーがあり、衣類や陶器など、不用品が持ち寄られ、通りがかりの人々に次々と引き取られていく。
ペットボトルの下半分を切り取った器に、アマゾンフロッグピットとアナカリスを入れて、稚魚を届けたついでに、いくつか置いてきたら、すぐに無くなったらしい。Kさんも、ぐんぐん増える水草を時々、置いておられるという。シンプルな命の循環、これもSDGs🍀
どこかの窓辺で、ガラス鉢に浮かんだ水草が、誰かの目を楽しませているとしたら嬉しいこと。
9. 7
YouTubeは滅多に見ないけれど、最近ハマっている、アメリカ発の映像がある。
オクラホマの女性groomerが、飼い主から依頼される犬のgroomingをする映像のシリーズ。
飼い主から真っ当に世話されていない、酷い状態の🐕🐕🦺🐩達を、飼い主に払う余裕がなければ、無料で請け負いもする。Free grooming でも、誠心誠意、出来ることを、犬のためになることを、する。
Grooming をしながら、喋る喋る…
これからどう進めていくか。何故今この処置が必要か。なぜclipper の替刃を頻繁に変えねばならないか(熱くなると、犬の皮膚に火傷させてしまう。外した刃を大理石の板に置くのはすぐに冷やすため。) 犬の飼い主がやるべきこと、知っておくべきこと。道具やシャンプーなどの使い方…
犬にも常に話しかけている。"You are OK!", "I know! I know!", "Good boy!", "You are so sweet!", "You are doing very well, boy.", "How do you feel now?", "Sweet girl!", "You are cute!", "It's OK, good girl!", "You look much better now!" …
飼い主に neglect されている犬がいかに多いか。飼い方を知らずに飼う人がいかに多いか。気が塞ぐ映像もある。
「人間に撫でてもらったことがないのかい?」 怯えて、全身で触れられるのを拒んでいた犬も、間もなく、この人間は自分のために、自分を心地良くするためにいてくれる人だ、味方だ、と悟って、身を委ねる。
観ている側も、次第に、犬の気持ちに共鳴して、安らいでいく。癒されていく。
2年前に始まったシリーズの、ある回には1万を超えるコメントが寄せられている。国内のみならず、フランス、イタリア、中東からも。コメントは、さらに多くの共感の投稿を呼ぶ。犬の飼い主やgroomer を目指す人達に、持てる手業を全て示しながらの、示唆に富む解説の熱意が半端ない。
大人気のgroomer に対して、ネット上にはひどくnegative な投稿もある。"アマチュアの仕事だ"など、同業者からの感情的なコメントも。注目されれば嫉妬も受けるのだろう。
Grooming については、全くわからないけれど、犬の態度(惨めな姿で台に乗せられた犬が、従順に我慢強く身を委ねて、やがて本来の姿を現す。仕上がった時見せる、愛らしい顔に涙🥲)と、犬の飼い主達から寄せられる賞賛のコメントの方が、圧倒的に信じられる。
Grooming の手業を見ながら、語りを聴きながら、コメントをスライドさせて読む…一時間ほどの怒涛の視聴が病みつきになっている。
集合住宅なので、犬を飼うのは難かしいけれど、うさぎや猫なら何とかなるまいか、と母の慰めになってくれそうな小動物を探して、ブリーダーや保護猫のサイトを覗いていたことがあるので、このチャンネルが届いたのだろう😌
メダカを飼い始めた今、全ての生き物が愛おしく感じられる。
「この子が、このような酷い状態で放置されているのは不当だ。Incredible! 」と、彼女は、目の前の犬を苦しめているあらゆる問題をチェックし、取り除き、本来あるべき姿を取り戻させる。
ペットを飼うなら、その習性をよく知ること。最後まで責任を持って面倒を見ること。ノウハウを学ぶべし…驚くべき忍耐で仕事をこなしながら、熱意を持って視聴者に語りかけるが、決して説教じみてはいないし、怠惰な飼い主を責めることもしない。
ユニークなメガネをかけ、両の腕にタトゥーのある、ちょっと太めの憎めない風貌。あたまに据えたカメラが、彼女の手元と処置を受けている犬の部位をひたすら追う。
手を動かし、視聴者に語り、犬に話しかけ、自撮りをし、発信する。時に、そばで母の仕事が終わるのを待っているらしい、姿の見えない幼い娘の声に相槌を打つ、母親の役目も。
スーパーウーマンの名前は、Rover's Makeover Dog Grooming を個人経営する、Marybeth。近々、引っ越して間もない店を売ってローンを清算し、特注 van を駆って、顧客の家に出向く、mobile grooming に切り換える予定とか。手業もビジネスもさらに進化していく。
仕事をするということ、プロであるとはこういうことだ、と教えられる、胸のすく視聴体験。このYouTube版"プロフェッショナル 仕事の流儀"から目が離せない。