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内田也哉子著『BLANK PAGE 空っぽを満たす旅』
内田也哉子さん。19才で本木雅弘さんと結婚し3児の母。彼女の独特な喋りかたと言葉の選びかたが大好きです。
ご両親である樹木希林さん、内田裕也さんのご葬儀の時に読んだ弔辞がとても印象に残っています。
本書は著者である内田也哉子さんが5年前にご両親を立て続けに亡くされ、ぽっかり心に穴が開いてしまった時に会いたいと思った15名と一対一で対話した内容が順番に描かれています📖
詩人、俳優、ミュージシャンなど人選のジャンルは多岐に渡ります。ほとんどが知っている方でしたが中には知らなかった方も数名いました。
余談ですが15名のうち中野信子さんとヤマザキマリさんはコロナ禍のウズベキスタン料理屋さんで偶然となりの席にいらしたことがあります。小さな店内に2組だけというなかなか貴重な体験でした。
本の話に戻ると基本的には対談相手にインタビューする形式を取りながらも也哉子さんの生い立ちやご両親からの影響、結婚観や子育て、そして死生観などが対話を通して伝わってきます。
個人的には存じ上げなかった写真家の石内都さんとの対話が一番私の心に刺さりました。
私も也哉子さんと同じ1976年生まれです。人生100年といわれる半分近くを過ごしてきました。まだ両親は健在ですがいつかは送る日が来るのでしょう。私が親を亡くしたときに無性に会いたくなる人って誰なんだろう、もしぽっかりと心に穴が開いてしまったら何を話したいと思うんだろう・・・
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