回復に向けて効果的だったこと①「取り組むと決めたこと」~トラウマからの脱却~

DVをした夫そっくりな人を買い物先で見かけたことをきっかけに起こった発作。
その日から、発作のスイッチが入ってしまい、人が怖いという感覚を自覚してしまった。

その心の崩れ方は尋常じゃなかった。
崩れていくことが、もう自分ではどうにも止められない。

つらい。
苦しい。
しんどい。
そんな日々。

生活がストップし、身体は動けなくなりずっと発作に襲われ続けた。
生きることがつらかった。
自分だけ別世界に行って、独りぼっちになった。

そんな私が、今こんなに元気でいれるのは、きっと
「トラウマに取り組む」
と決めたことだと思う。

元気になれる日は来るのだろうか?
まともに生活できる日は来るのだろうか?
と不安しかない毎日だった。

「この道のりさえも、研究材料にしよう」
そう思って、このnoteに投稿を始めた。

メモとぺンを持ち歩き、感じた時に思ったことをサッと書いてきた。
書き貯めたものを少しずつ投稿してきた。

こんな風にシーンとした穏やかな気持ちの日が来るなんて思ってもみなかった。

「トラウマに取り組むしかない」
そう思って進んだら、ガタガタともっと崩れて、もっと恐ろしい日々が待っていた。
今までの自分が全部崩れていく感じだ。
積み上げてきたものが全部否定され、全部崩れてしまった。
自分が空っぽになってしまった。
しがみついていた心地よいものが、実はそもそも間違っていたと気づいてしまった。
母の人生のフィルターを通して生きてきたことを知ってしまった。
自分の心と身体が分離しそうだった。
自分がゼロになってしまった。
常に身体の中から震えて、発作が起き続けていた。


自分というものが全部崩れたのだ。


けれどこんなに元気になって今、生きている。
震えが止まっている。

今まで「怖い」と思っていた人に対して、確実に距離が生まれている。

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