GIVE & TAKE 2
こんにちは、のぐです。今日の書籍はアダムグラントさんの「GIVE & TAKE」です。訳者の方は、楠木建さんです。今回もいつものようにA4にまとめてみました。本記事では[第一章]の内容をご紹介したいと思います。
前節
筆者の方は次のように仰います。
世の中には、3種類の人間がいる。
- GIVER...人に惜しみなく与える者
- TAKER...自分の利益を最優先させる者
- MACTHER...損得バランスを考慮する者
そして、成功段階も3ステップに分かれる
1番の成功者: GIVER
中堅の成功者: TAKER or MACTHER
うまくいかない者: GIVER
驚くべき事実として、「一番成功している者」と「一番うまくいかない者」は双方ともにGIVERであったのです。果たして「最高の勝利者」と「ただのお人好し」の道を分かつ要素は一体どういったものなのでしょうか?
結論のみ知りたい方はこちらをどうぞ
section1 あなたはまだ「GIVE & TAKE」で決めているのか
GIVERとTAKERについてもう一度整理すると
GIVER...相手が中心の行動
TAKER...自分が中心の行動
となっています。そして世界を成功レベルでグループ分けすると
一番うまくいかないグループ: GIVERグループ
一番の成功者グループ: GIVERグループ
でした。そして、この「失敗GIVER」と「成功GIVER」の違いは「他者志向性」にあるということでした。詳しくは前回の[結論]で解説しております。本記事では、「一体なぜ『惜しみなく与える人』が成功する時代なのか」という疑問に答えていきたいと思います。次の表をご覧ください。
かつての人類は、物理的な制限により「ローカルな人脈」でしか繋がれなく、情報や物資の取引は「遅い」時間の流れのなかで流通し、『与えたもの』を「回収」するまでに時間を要しました。
しかし、今やSNSやICT, eコマースなどのテクノローじの発展により、「多くの人々」が「密に」関わるようになりました(三密を避ける世界は少し息苦しいと感じる人が多いのは何よりの証拠かもしれません)。その結果、情報伝達や物理的取引は「早い」時間の流れのなかで行われ、『与えたもの』を「回収」するまでの時間が、かつてに比べて大幅に短縮されました。
以上をまとめますと、「回収の早さ」が異常になった現代において、『惜しみなく与える人』は、結果的には得をするのです。
また、もう1つ理由があります。この世界には「与えられたら返そう」と考えるMATCHERが56%も存在することです。つまり、ほとんどの人がバランス取りなので、惜しみなく与えた人には、それだけ褒美が帰ってくるということになります。この辺りのお話は、また別の記事で詳しくご紹介できると思います。
次回: section2 SNS活用法
本記事では、GIVERについてご紹介しました。次回は、その対極のTAKERについてご紹介したいと思います。GIVERとTAKERの具体的な違いをSNSを通じてみていきましょう。
最後に、本記事をご覧になった皆様の今後のご多幸をお祈り申し上げます。
それではまたの出会いを楽しみにしております。