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わからない事があると誰でも不安

『花も人も与えなければ育たない。求めるよりも与える育成。』が信条の柴マサヒトです。

前の投稿でお話している“成長し易い環境”なんて口で言うのは簡単だけど、上司や役職の偉い方たちが考えて動かなきゃ作れないって思いますよね?或いは、自分の立場じゃ環境なんて作れないって考えてしまったり。
私が実践している事は役職に関係なく、誰にでも実践できます。

それは新人さんや後輩さんとたったひとつのルールを共有するだけです。貴方と新人さんのふたりだけの共有でも構いません。
そのルールは、、、
『わからない事はわからないままにしない。いつでもどこでも何度でもわかるまで聞く事。聞かれた方はそれに何度でも答える事』

このルールの共有は早ければ早いほどに効果があります。私は新人さんの入社当日、一番最初にチーム全員の前で伝えています。私自身も含めたチーム全員に絶対のルールとして徹底を求めています。

確かにルールを共有する事は簡単ですが、教える側には時間と労力がかかりますし、一筋縄ではいかない時もあります。

でも、仕事でわからない事があると不安を感じたりしませんか?
この前、教わった気がするけど何から始めるんだっけ?とか、久しぶりにやる業務だけど正しい手順ってなんだっけ?とか、上司の指示は他の意味合いなのかもしれない?とか不安な事っていっぱいありますよね。ましてや、新人さんなら尚更です。
聞くに聞けないまま、誤った仕事をしてしまい、挙げ句の果てに怒られ、お客様との信頼を損ない、お詫びに奔走するなんて避けたいと思いませんか?
だから、この“不安”を一刻も早く取り除いてあげるんです。


もちろん、いい事だって沢山あります。

①教える側の伝える力が高まります。
 相手に合わせた教え方や話し方を意識する事で自然と伝える力が伸びてきます。

②教わる側の習得度や特性がわかります。
 教わる方の得意な事や不得手な事もわかり、今後の育成に役立ちます。

③教わる側が教える側に育ちます。
 このルールで育った新人さんは次の新人さんの教える側に自然となり、わからない事を率先して解決してくれます。事実、私がこのルールで育てた新人さん達はこれが当たり前と率先して行動しています。

④逆に自分が知らない事、わからない事を快く教えてくれます。

⑤教える側と教わる側の信頼関係が強くなります。例え、部署が離れていても心強い味方が増えます。

わからない事をわからないままにしないだけで、いい事がたくさんあるんです!

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