(H03) 管理職はもはや不要? 在宅勤務で露呈した意識改革の必要性 (2020.6.8) by Forbes JAPAN より抜粋加筆しました。
⑴ 管理職についてはどうだろうか?
人々は現在、在宅で働き、指示を与えたり監視したりする上司なしで仕事をこなしており、社員はそのことに気づき始めています。
保険査定員のマンディーは以下に言う。
「上司からことあるたびに電話が来る。
部下の様子を確認すること以外、やることがないのだと思う」
在宅勤務へのシフトが進む中、
企業の多くが受け入れる準備ができていない、ある事実が露呈しています。
「それは、従業員の多くには管理職が不要だということ」
⑵ 私が最近書いた記事に対して世界中から多くのコメントが届いた
マーケティング部門管理職のショーンは以下に告白します。
「私が加える価値とは何なのか、考え始めている。
私のチームは、私なしで前と同じ仕事をこなしている。
仕事自体に私が与える影響は少ない。
従業員が出す成果は、隔離が始まる前と同じだ。
私はまだ必要なのだろうか?
管理職はいまも必要なのか?」
⑶ 私はショーンの質問にはたじろいでしまった
「従業員は誰かが監視しない限り、きちんとした仕事ができない」と反論する人がいるかもしれないが、
そのように主張をする管理職は、すでに自分の役割が理解できていない。
ⓐ従業員には、監視役が常に必要だろうか?
ⓑ従業員は、仕事の進め方を指示される必要があるだろうか?
ⓒ人は、本当に管理される必要があるのだろうか?
答えは人によって違うだろう。
現代の従業員の多くは管理職を必要としていないが、一方でリーダーを必要としている。
⑷ 「管理者」から「リーダー」になるには
今は、自分の役割を単なる管理者から一歩進め、リーダーとなるべき時。
チームにとって、以下の存在になることを目指そう。
①あれこれと指示を出すのではなく、部下の成功を支えるために何ができるか尋ねよう。
相手にとって最善となることを考える。
相手の擁護者になり、部下が最高の自分になれるよう手助けする。
②従業員の多くは、上司から毎時間確認されることを「マイクロマネジメント」だと感じるかもしれない。
一方で、上司が自分のことを気に掛けていて、応援してくれていることを知りたがっている。
部下が働いているかどうかは気にせず、部下の成果を称えることに関心を向けよう。
③多くの人は、パンデミック下でも仕事を失っていないことに感謝している。
それでも困っている人がいることを見逃さないようにする。
そうした人の不安の種としては、体や精神面での健康、経済状況などがある。
多くの企業が厳しい決断を迫られている今だからこそ、
思いやりを持つ良い機会になります。
これからの時代は成果主義で、採用もキャリア採用が主流になります。
私はリーダーでなく、以下が望まれているように予想します。
「部下の成果を支援するサポーター」