(H60) 落合陽一さんの未来予測 「2030年の世界帳」@中田敦彦のYouTube大学-1 (2020.7.21) by 中田敦彦 より抜粋加筆しました。
⑴ SDGsは持続可能な開発目標
17項目ある。
2015年に、国連サミットで採択されました。
2030年までの国際的な開発目標。
⑵ キーとなるのは5つの画期的なテクノロジー
①AI
②5G
③自動運転
④量子コンピューティング(高速計算能力を持つコンピュータ)
⑤ブロックチェーン
⑶ 食料面
①スマート農業
②先進国の食料廃棄問題
③AIが、適切な流通量を管理する時代が来る
④培養肉は、畜産にかけているコストが高すぎる
⑷ 健康面
①AI診断:ヒトより正確(癌の発見など)
②ロボット手術:ダヴィンチ(内視鏡手術支援ロボット)
⑸ 資源面
①マイクロ水力
②水素
⑹ 労働面
AIによって多くの職業が代替される時代
特に、士業と言われている以下が淘汰される
(例)弁護士、税理士、裁判官、検察官
⑺ 人口分布の3タイプ
①富士山型
後進国に多い。
子どもの死亡率が高いため、たくさん産んでも生存率が低い。
②つりがね型
出産率も管理され、死亡率も低い。
③つぼ型
少子高齢化。日本はこれ。
⑻ GDPの推移
2016年:1位米国 2位中国 3位日本
2030年:1位中国 2位米国 3位インド 4位日本
2050年:1位中国 2位米国 3位インド 4位インドネシア 5位日本
インドは、10年以内に人口世界一になると予測されています。
インドの強みは以下です。
①米国とインドは時差がちょうど12時間なので、24時間フル稼働できる
②以前、イギリスの植民地だったため、英語が話せる人が多い
⑼ 落合さんが分類する4つのデジタル・イデオロギー
①アメリカン・デジタル:
GAFAM、イノベーション
②チャイニーズ・デジタル:
国家主導、巨大な労働力と広大な土地・市場
③ヨーロピアン・デジタル:
歴史・思想・ブランド
④サードウェーブ・デジタル(後進国):
リープフロッグ※、リバース・イノベーション※
※リープフロッグ:
跳ぶカエルのこと。
以前に普及したインフラが無いために、急速に次世代のテクノロジーが普及すること
米国は、クレジットカードが普及しすぎて、
電子マネーなどの新しい形態にシフトしづらい。
日本は、コンビニのATMが普及しすぎて、
キャッシュレス社会へ移行しにくい。
※リバース・イノベーション:
新興国で流行った製品を、先進国に逆輸入で導入すること
(例)ケニアでは、
通話時間を通貨のように取引している。
家族で1個の携帯電話を持ち、各自が持つシムカードを差し替えて通話している。
それを友達などの間で通貨のようにやりとりし始めたのがきっかけで、キャッシュレスが普及。
10年後の世界は、
米中日3強時代から、中印米の超大国3強の時代になり、
よりアジアが中心となる世界になります。