大人になってから歴史を学ぶと面白い
私は子供の頃から歴史が大好きでした。しかし大人になってから歴史を学ぶと、色々と気付きや教訓があると感じます。
いくつかピックアップしてみます。
古代は水がある地域が栄えた
みなさんも世界史で四大文明を習ったと思います。四大文明は地域を見てみると共通点があります。みんな水がある場所に存在しているのです。
四大文明の後は、ギリシャやローマ、エジプトなどの国が栄えました。これらの国も水がある場所に存在しています。
生物が生きていく上で水は欠かせません。人間だって飲み水がなければ生きていけません。古代はテクノロジー的に水が手に入る現代とは違います。必然的に水がある場所に住まなければいけません。
そして水がある場所には飲み水を求めて動物が集まってきます。魚もいるでしょう。すると食料も手に入ります。また農業をやるにも水が必要です。
古代においては水がある場所でないと生活できなかったのです。水がある場所こそが最適だったのです。
暴君はいずれ滅ぶ
暴君と呼ばれる君主もときには存在します。暴君は一時的には豊かな暮らしをしますが、圧政により反感を買うため、いずれは革命などが起きて滅びます。
ここから悪いこと、私利私欲などは敵を作って己を滅ぼすと学ぶことができます。
貿易をすると栄える理由は商売だけじゃない
古来より人類は諸外国と貿易を行ってきました。自国の特産品を海外に売却し、代わりに海外の特産品を仕入れるわけですね。
自国にない商品は希少性から高く売れます。だから貿易をすると儲かります。
しかし貿易のメリットはこれだけではないと私は考えます。他国の文化や知識も手に入るのです。
例えば江戸時代の日本はオランダから蘭学として主に医学などを仕入れました。
他国の文化や知識を手に入れると何がいいのかというと、自国の文化や知識と融合させて発展させられるのです。実はこれが先進国が北半球に集中している理由でもあるのです。
日本も昔から、中国や韓国の文化や知識を輸入する時期と、輸入を止めて自国内で熟成する時期を繰り返しています。平安時代の国風文化や江戸時代などが代表的ですね。
人間の本質は昔から変わらない
近頃の若い者はというセリフは現代的と感じるかもしれません。しかし実は古代からあります。古代エジプトで言われていたことであり、古代ギリシャでもプラトンが語っています。
古代から人類は年を取ると若者に対してけしからんと感じていたそうです。若者から自分たちの世代と違うものを学ぶようでありたいですが、価値観を押し付けてしまうのが人間の性ですね。
こういう人間の本質的な部分は時代が変わっても変わらないのです。
歴史上の偉人から学ぶ
歴史には数多くの偉人が登場します。国王や皇帝、政治家、将軍、学者、芸術家、英雄などです。
最近はYouTubeに解説動画が沢山あると思います。私は三国志の解説動画をよく見ています。武将たちにはそれぞれ個性があるのが面白いです。戦いに臨む姿勢やエピソードなどですね。こういうところからも学びがあると思います。
終わりに
歴史を学ぶと言うことは、先人たちがしてきたことを学んで考えるということです。だからこそ学べることがあります。
賢者は歴史に学び、愚者は己の経験に学ぶといいます。
言い換えると自分自身の歴史がキャリアになったりもしますし、会社や街の歴史だって面白いかもしれません。
最近は学び直し系の本もあるみたいですし、学生と違ってテストで点数を取れるように頑張る必要もありませんから、気楽に勉強できます。
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