【読書】デザインノートPremium 未来を作るデザイン図鑑 読了
久々にデザインノートを読みました。内容としてはSDGsとデザインと言ったところです。
今回はとても幅広くデザインで面白い提案をしていると感じました。気になったところをピックアップしてみます。
防災においてデザインができること
防災マニュアルって私は面倒くさがって読まないです。そういう人は少なくないかもしれませんね。
だからこそ図で解りやすく、マンガも付けて親しみやすく作っているって上手いなと感じました。
他にも非常食のパッケージが本みたいな形の箱になっていて、本棚に置けるって凄い発想だなと。日常に馴染むデザインです。
防災だけでなく、被災地の人たちが作ったものを売るということにもデザインは使えます。そんな例も出てきます。
被災地の復興のためには被災地の人たちの仕事が必要です。その仕事をデザインの力でブランディングすることもできるのです。
それこそ仕事なんていくらでもあります。今回の例だとアクセサリー作りですが、農産物や海産物もあれば、観光や土産もあります。
デザインが活躍できる場所は多いですね。
脱炭素のためにデザインができること
パッケージの材料を減らすという方法もあります。発想を変えれば、裸パッケージという表現もあることに驚きです。
そういえば商品は箱に入っているとは限らず、中には靴下みたいに頭の部分だけパッケージが付いている商品もありますね。
廃材を利用したオフィスは凄いです。とても無機質な雰囲気なのですが、使いようによっては安く材料を調達できるとも捉えられます。
使えるから再利用するではなく、その一歩手前で使えるかどうか考えるというところからやった方がよさそうだなと感じました。
地域のためにデザインができること
地方では様々な伝統工芸において後継者が不足しています。若者はドンドン都会に出て行ってしまいますし。
しかし今や地方のものを全国に発信することも可能です。地域の文化の魅力をしっかりと洗い出してまとめることができれば、発信が可能です。
またシビックプライドという言葉を初めて聞きました。住民が地域に誇りを持ち、地域に貢献しようと意識することです。
シビックプライドの詳細はこちらを参照してください。
横浜ベイスターズの変革は横浜の街のブランディングとセットで行われたそうです。明治になって開国して、欧米の文化が入って来たわけですが、その頃にアメリカでベースボール文化が醸成されたそうです。
そういう歴史も踏まえて、ブランドをデザインしていくわけですね。
私も地域のブランディングに興味があります。地方創生をやってみたいと長年考えていて、地域の特産品などを発信するお手伝いができたらいいなと思うことがあります。
終わりに
デザインというと解りやすくすることや、魅力を高めて販売を増やすことに使われるケースが多いです。しかし今回はかなり違っていて、SDGsに関することでした。
デザインを活用できるシーンはとても多いです。これからますますデザインの力を活かせる時代になっていくとも思います。