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ブラック企業に入ってしまったら辞めることを真剣に考えてほしい

今回はかなりシリアスな話です。でも本当にあった話ですし、私はブラック企業で病院送りにされたことがあります。

だからこそブラック企業について書いておこうと思いました。

ブラック企業かどうかはこう測る

ブラック企業の定義はないらしいですが、調べればそれっぽい話がよく出てきます。ここでは私が本当に見聞きしたヤバい話を書きます。

下記のようなことが複数個も常習的に横行していたらブラック企業と考えられます。

・ハラスメント(パワハラ、怒鳴る、殴るなど)が横行している。
・長時間労働(過労死ラインである残業80時間以上)が常習的である。
・長時間労働を強制される。
・長時間労働が賛美されている。
・権力主義である。
・上に意見を言うことが許されない。
・従業員を育成しない。
・業務効率の改善を行う気がない。
・上が下に仕事のみならず責任も丸投げする。
・会社の命令は絶対、会社に服従しろなどという。
・上記の問題に対して自覚がない

いずれもすべて私が見たことがあるものです。ブラック企業はこれらを驚くほど取り揃えています。

ブラック企業の特徴を表した歌も作っています。こんな会社に入ってしまったら、あるいは今いる会社が常習的にこんな状況だったら、辞めることも考えてください。

あなたが辞めたって仕事も会社も回る

ブラック企業で潰れてしまう人は、自分が辞めると周りに迷惑がかかると思っているケースもあるそうです。私も自分にしかできない仕事がある、自分がやらないと他にできる人がいないと思っていました。

しかし違うのです。よくよく考えてください。Appleのスティーブ・ジョブズ氏、Microsoftのビル・ゲイツ氏、GEのジャック・ウェルチ氏、セブンイレブンの鈴木敏文氏、Sonyの盛田昭夫氏と井深大氏、Panasonicの松下幸之助氏などカリスマ創業者やカリスマ経営者と呼ばれる人がいなくなっても、会社は回っている例は沢山あるのです。

余人を持って代えがたいと言われる世界的なカリスマですらそうなのです。ならば我々一般人の仕事を代わりにやれる人がいないなんてあり得るのでしょうか?あり得るとしたら、やらないだけです。言い訳してやらないのもブラック企業の特徴ではありますが。

しかしここで重要なのは、主力級の人が辞めても、会社は仕事を回すことを考えるということです。そして何とかやりくりしていくのです。

だからあなたが辞めたら仕事が回らなくなって迷惑をかけてしまうという心配は要りません。周りの人への引き継ぎだけしっかりやっておきましょう。

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家族や友人のために潰れる前に辞めよう

ブラック企業に入ってしまったら、潰れる前に辞めましょう。これはよく聞く話です。これが重要なのは、自分自身の心身の健康のためでもあります。しかしそれだけでなく、家族や友人を悲しませないためでもあるのです。

私がブラック企業で病院送りになった後、とある大学の先輩に会ったときにこう言われました。

「お前が潰れたら俺らも悲しいからな」

そうなんです。ブラック企業であなたが潰れてしまうと、家族や友人など身近な人が悲しいのです。中には家族と仲が良くないという人もいるかもしれません。それでも日頃から関りの友人はいるのではないでしょうか?

人を使い捨てる会社と、自分にとって大切な人、どちらを選びますか?という話です。

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ブラック企業を辞められない理由にメンタルが潰れていることもある

ブラック企業なんて辞めればいいのにという人は少なくないでしょう。しかしブラック企業の中にいる人は、すでにメンタルが潰れてしまっていて、正常な判断ができなくなっていることもあります

そうなると惰性でパワハラと長時間労働を受け入れてしまいます。そこまで従業員を潰すのがブラック企業のやり方です。

この記事を読んで、もしかして自分はブラック企業にいるかも?とかブラック企業で潰れているかも?と思った方、休んでください。休んで怒られることなんて気にしないでください。怒られそうなら労基署に駆け込んでください。

自分は惰性で仕事をしているという場合は要注意です。仕事をすることに対して、会社の命令に対して、疑問を抱かなくなったらレッドゾーンに入っていると思ってください。

私は病院送りになる前はひたすら仕事に励んでいましたが、病院送りになったらベッドの上でふと考えました。自分は一体何をやってるんだろう?バカバカしい。もう辞めようと。

私の大学の後輩には、毎月100時間以上の残業をし続けたある日、朝出社して気付いたら病院のベッドの上だったという人がいます。彼はその後その会社を辞めました。大変なことになるまで気付かないことも怖いのです。

もし会社に行けなくなったり、病院送りになったりしたら、そのときが考えるチャンスです。自分が勤めている会社がブラック企業じゃないかどうか考えてみましょう。

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誰もがブラック企業に入ってしまう危険性がある

それでもブラック企業はなくなりません。いつあなたがブラック企業に入ってしまうかも解りません。ましてやM&Aが増えたご時世ですので、買収・合併先がブラック企業の可能性もあります。

会社が潰れたりリストラされたりすることも少なくないご時世です。そうなると次の仕事を探さなければいけません。そうしてブラック企業に入ってしまう可能性もあります。

終わりに

今回は実体験をもとにブラック企業について書いてみました。ブラック企業という言葉が世の中を騒がせてから10年は経ったと思います。

ブラック企業からは自分が潰れる前に逃げるが鉄則です。私の実体験が少しでも誰かの参考になればいいなと思います。

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