【読書】今すぐ転職を考えていない人のためのキャリア戦略 読了
キャリア本を読み漁っているのですが、今度は今すぐ転職を考えていない人のためのキャリア本です。タイトルからして気になりました。しかし転職云々はあまり関係ないようなキャリア本でした。
それでは気になった点を振り返ってみます。
経営や事業だけでなくキャリアにも戦略が必要
経営や事業では戦略を考えるのに、キャリアとなると戦略を考えないのが一般的です。指摘されてみればその通りですね。
だから本書では経営戦略のフレームワークに倣って、キャリアのフレームワークを提供しています。
そしてキャリア資本を貯めることで、経済資本へと変換して稼ぐことができると説いています。どんな仕事でもキャリア資本すなわちキャリアの実績を積むことが大事だということです。
仕事を通して経験や知識・スキルを身に付け、実績を上げれば、それをアピールできるようになります。転職や独立に使えるでしょうし、社内でもよりよい案件への配属のためにアピールに使えるでしょう。
稼ぎ抜く生き方
本書では稼ぐと稼ぐ抜くは違うと説いています。
仕事というと、会社に言われたことをやって給料をもらうというイメージがあると思います。確かにその通りです。
しかしマインドセットとしてはそんな受け身な働き方ではなく、主体的に仕事に取り組んで稼ぐという働き方をした方がよいです。仕事の満足度が違います。
また本書では組織に使われる人になるのではなく、組織を活用する人になれと説いています。これもごもっともです。
私は主体的に仕事に取り組むことと組織を活用することはやってきました。しかし自分が持っているスキルや知識で稼ぐことがまだできていません。
本書ではセルフアントレプレナーという言葉も出てきます。余っているものを売る、自分で作って売る、スキルを売るなど、自分が持っている資産を活用して稼ぐことについて書かれています。
私はまだここができていません。できたらいいのですが、何から手を付けたらいいかがよく解りません。株では金融機関の経営管理をやっていた経験を活かして堅実に稼げています(低リスク低リターンですが)。これくらいかなぁ。
知識を売って稼いでみたいと思うことはあります。
自己管理をする
自己管理についてもかなりのページが使われています。
私はイメトレなどできていることもあるのですが、思い通りに行かないことでレジリエンスを鍛えることや、ネガティブ癖を直してポジティブを習慣化、今日の達成などはやっていった方がいいなと感じました。
キャリアを築いてよりよい人生を歩むためには、日頃から自分自身を知りながら自分自身のメンテナンスをして、仕事生活自体を充実させる必要がありますね。ただがむしゃらに自分を追い込めばいいという話ではありません。
終わりに
本書はこれからの時代に合わせた会社に依存しない働き方について書かれています。
私の場合は自己管理に関する部分で習慣化をして、ポジティブ思考になりたいなと思いました。
難しい表現がなくて読みやすい本です。参考になる箇所がいくつもありました。
キャリアに悩んでキャリア本を探しているようでしたら、一読してみるのをお勧めします。