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性器はモザイクで規制するのに「自死や自傷行為の歌詞」は子供でも聞けちゃう日本

老若男女立ち寄るコンビニの本棚に
女性が水着になった表紙の漫画雑誌や
裸/卑猥な文字が並ぶアダルト雑誌が
並んでいるのを見ると
日本ハンパねえと思ってしまう

自分が幼少期の頃からそんな環境だったから
異常とも思わず麻痺してしまっているが
漫画の表紙が水着の女性が基本で
少年が毎週裸を見続けると
どのような影響があるか知りたい

男性が女性を性的に鑑賞するのが日常で
女性が裸になることも当たり前になる
統計も根拠も無いがそう予想している

今回はそういったコンテンツのフィルタリング
について公の場で暴力的、性的、攻撃的な表現を
どんな基準でゾーニングするかについて書きました

面白いなと思ったので


面白いと思ったきっかけは
Appleのオーディオスピーカーhomepodを
家のリビングに導入した時期

音楽を聴きたい時に「Hey Siri ! 曲かけて」
と話しかけるだけでBGMが流れるので
便利だった

最初は曲名や好きなアーティストを
伝えて選曲していたんだけど
頭に思い付かずとにかく曲を聞きたい時に
「Hey Siri apple oneかけて」
「Hey Siri ラジオかけて」
とかザックリお願いして聞くことが増えた

Apple Music OneはAppleがオリジナルに選曲する
ラジオ番組でアメリカのパーソナリティが
トークしながらアメリカTOP40を流してくれる

ゴリゴリのヒップホップやTrapが流れるので
楽しく聴いていました

そんなラジオを聞いてくる中でヒップホップの
ラップが一瞬消されたり
ロックでも歌詞の一部が聴こえなくなったりする
事に気がつきました

「過激な歌詞やスラングはミュートして
聞こえなくするのか」
と新鮮でした

海外の曲でCLEAN VERSIONとかあって
曲を作ってリリースする時点で
歌詞を聞きやすい歌詞に変えたverを作ったり
過激な歌詞の一部をミュートして作ったり
してるんだなぁと

確かに家や店でラジオを掛けて
子供や未成年が聞いていた時に
「FUCK」とか「Bitch」とか
聞こえちゃったら…気まずっ
てなりますよね

洋楽の音楽CDで未成年が聴くのに
相応しくない歌詞がある場合
ペアレンタルアドバイザリーという
表記があったことを思いだしました

 
子供などの未発達な脳には
有害な情報、後に悪影響を及ぼす情報の
是非を判断する力が少ない

そのため大人や法律でペアレンタルコントロール
「未成年に悪影響を及ぼす恐れがある教育上望ましくない」コンテンツに制限をかける

そうだよなぁ〜と




あれ?日本のラジオは?

日本のテレビは?YouTubeは?

民放もインターネットでも
曲の歌詞がミュートされたり
ピーが入ったり
したことないな…そう気がつきました



日本は歌詞の表現について寛容だなぁ



自分はSpotifyとかiTunesとかYoutubeで
日本の曲は聞かないようにしているので
気がつきませんでしたがゾーニング無しか!と

仕事上クライアントから送られてきた日本の曲は
聴きますが、長時間繰り返して日本詞の曲を
聴くとBad入るというか暗い気持ちになるので
スキップしてました

youtube kidsなど年齢制限を設定してる家庭は
攻撃的な歌詞や性的な歌詞をゾーニングできますが
家族共用のデフォルトyoutubeなら
どんな曲でも聞けちゃいます

中学生〜大学生でもコンテンツからの
影響を受ける年代だと思うので
過激な歌詞はゾーニングしたほうが良い派です

昔はレコード会社がレーベルゲートとして
過激な歌詞や、耳に悪い音質であれば
修正・点検して公の場所にリリースするなどの
役割を果たしていましたが
今は自宅からどんな人も無免許で音楽を
発表してリリースできてしまう時代

国内を超え世界まで発信される公の場に公開する
以上、自己点検やルールの設定が必要だと
自分は感じています

最初に書いた本題に戻りますが
性器にモザイクかけるより
歌詞にモザイクかけるほうが先じゃない?

自死を暗示する曲とか
自傷行為が出てくる歌詞とか
消えたいとか
無力とか
トラウマを刺激する歌詞とか

1回聞くなら癒しになるかもしれませんが
500回くらい繰り返し聴いたら
メンタルに悪影響無いかな〜って心配になります

・脳は主語を理解できない
・否定命令
論文や根拠はありませんが、自分の人生の実感として
主語が消える、走るなと言われると逆に走ってしまう
ことはあるんじゃないかと思ってます

つまり500回くらい
「彼は飛び降りた」と聞いたら「彼」が消えて
自分が「飛び降りた」と思う可能性があるし

2分くらい「死にたくなる辛い日もあるよな」と
多くの人が共感できる辛い描写があって
最後のサビで「でも生きていよう!」と
挽回しても最初の2分がバッドなことを書いていたら
脳はバッドな気持ちに浸るのではないか

ということをいっつも心配しています

脳にとって肯定系がベターかなと


ゾーニングと自己検閲が全くされていない
プラットフォームで子供の頃から
攻撃的、暴力的、性的、差別的なコンテンツに
アクセスできてしまう日本は破天荒だなと思っています


歌詞とは別の話になりますが
twitterなどで児童が裸になったイラストや
性的なイラストをアップロードするのも
大丈夫??????って思ってます

子供も大人もスクロールしたら
全人類に見えまくりですからね...
twitterはアメリカのプラットフォームだから
制限はかかる(もうかかってる)と思いますが
表現の自由だ!とか言ってられないレベルで
世界の境界線は溶けてるわけなので...

児童ポルノが日常にある異常性も
いつか書けたらと思います

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