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入稿データ:英数字表記の罠
本を読むのは好きだけど、書き上げたことはない二人が、マイペースながらも力を合わせて一冊の本を作り上げる(予定)までの日記です。
文学フリマ東京40でのデビューを目指してます。
文学フリマに出す本を一人でも多くの人に知ってほしいという思いで、二人で交代で記事を書いています。
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こんにちは。ビッグMです。
引き続き入稿データのお話です。
縦書きのテンプレートを設定して・・・原稿を貼り付けて・・・改行を詰めて・・・表紙や目次、奥付をつけて・・・
本を作る、と聞くと、クリエィティブでかっこいい雰囲気がありますが、実際にやってみると、地道な作業の積み重ねだということがわかります。正直めんどくさいと思う瞬間もありますが、自分たちでやらないと誰も代わりにやってくれないのが、なんかいいなって思ったりもします。コツコツ手を動かすことで、自分たちで本を作っているんだという実感が湧くからかもしれません。
そんな入稿作業の最大の罠は英数字でした。幸い、英字については長くて3文字だったのですべて全角にすることですぐに解決しました。問題は数字。英字と同じようにすべて全角にしてしまえばいいのかもしれませんが、2桁以上になると見た目の違和感が大きい・・・そこで、数字については
1桁は全角
2桁は半角で縦中横
3桁以上は漢数字
というルールにしました。思い切って全部を漢数字にすることも考えましたが、ロボットやAIが出てくる話が多いので、あんまり漢字漢字しているのも作品の雰囲気と合わなくなってしまうのが悩ましい。
表記のルールを決めるにあたり、ざっと調べたところ、半角で縦中横は校正さんに嫌われるという説も見かけました。今回は自分たちで校正を兼ねるので、これでよしとしましたが、いまいち正解がわかりません。
PCを使って縦書きで文章を書くことがないので、この機会に記者ハンドブックや校正の本を買って勉強しよう!という気持ちになりました。
ふだん、印刷された本や雑誌を読んでいて、この数字なんかおかしくない?とか、この英字スペース空きすぎじゃない?などと、感じたことがありません。きっと、作者や校正者が細かくチェックして直してくれていたんだなぁ、と、じーんとしてしまいました。
相棒のカジキが描いてくれた表紙のイラストと合わせて、いざ入稿です!
ビッグM