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2020/09/07 読書記録 忘れたら忘れたでいいんだけどね

あまたの生物がいる地球上で、おそらく唯一、言葉を持つ生物はヒト。 

読書はたしかに楽しいけれど、ほかにも面白いことがいっぱいあるからね、今の世の中は。どうなんだろう、本を読む機会は減っているのかな。

noteには素敵な文章を書く人がたくさんいる。そういう皆さんは、きっと本をたくさん読んでいるのだろう。

私も、このところ、いつもより少しだけ多く読んでいるが、その理由は暑いから。外へ出られないから。

内容を忘れるのはもちろんのこと、何を読んだかも忘れるお年頃。でも、内容や感想を書き留めるなんてことはしない。記憶とは、忘れたようでも無意識のうちに自分のどこかに残っているものだし、留まらずに出ていったのなら、それは自分には必要がなかったということ。

ある時、ふとしたきっかけで頭の奥の方から飛び出してくるかもしれないので、まぁ表紙だけでも撮っておこう。

近藤康太郎著 『三行で撃つ』 2020年12月発行

まず、近藤康太郎さんの『百冊で耕す』を、地元の図書館で借りて読んだ。
まぁまぁだったので(失礼(^^;)もう1冊借りてみたというしだい。

写真もそうだが、誰かに思いが伝わったら嬉しい。こうして書いている文章も、しかり。そういう意味では、参考になった。使い古された常套句は使わない。意味のない形容詞は付けない。

きっと、今日のnoteはいつもより上手く書けているはずだ。

しかし、読み進むうちに、自身の知識と自分が書いている文章に酔っている近藤さんがいた。

これら2冊は文章の「書き方」についての本だ。そこで、近藤さんが、その「書き方」に則って書いた本を探してみた。新聞記者だったとのことなので、たくさんの新聞記事が残されているのだろうが、書籍として販売されているものの中に、私が興味を惹かれるものは見つからなかった。

このとき、図書館で一緒に借りてきたのが

赤瀬川原平著 『猫の宇宙』 1994年10月発行

表紙が重厚だが、中身は楽しい猫の写真集。

もちろん本物の猫もいるが、偽物(あっ失礼)、置物の猫と街風景の写真である。赤瀬川さんが、ご自身で所有するの猫の置物を街の中に置いて撮った写真だ。

ポケットにそっと猫とネズミの置物を忍ばせて散歩したくなった。

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