【行事】「お手を拝借」「家内安全!」「商売繁盛!」これなーんだ?
きょうは二の酉ということで、行ってきました。
関東三大酉の市の府中市大国魂神社の酉の市。
偶然その日にぶつかった、昨年とは異なり、今年は狙っていきました。
夜の神社なのに、ものすごい人人人。
家内安全、商売繁盛、疫病退散。
ご利益はもちろん、出店も多く楽しいイベントです。
酉の市とは
ちなみに今年は、一の酉が11/4, 二の酉が11/16, 三の酉が11/28なので、火の用心ですね。
関東三大酉の市の残り二つは、
新宿の花園神社、浅草の鷲(おおとり)神社です。関東と言いつつ、3つとも東京です。
府中の大国魂(おおくにたま)神社の境内に、大鷲神社があり、その祭礼です。
まずは大国魂神社と大鷲神社のお参りをします。
途中で御神楽奉納を見ました。
鬼滅ブームが去っていない、我が家では子どもも興味津々。
あれが炭治郎?こっちが鬼?じゃああれが禰󠄀豆子かななんて、楽しみ方は色々です。
そしていよいよ、熊手を!
熊手は元々、農具の一つでした。
それがなぜ縁起物になったのか、そこに込められた意味をご存知でしょうか?
熊手の形状、折れ曲がった先が鷲が獲物を掴んでいるように見えることから、「福をつかんではなさない」
熊手の用途、落ち葉をかき集めるから発想を得て、「福をかき集める」といった意味が込められているそうです。
だから、熊手には、福にまつわる縁起物が、たくさんくっついているのですね。それらを指物(さしもの)というそうです。
もう一つ、縁起物の熊手には、よくおかめのお面がつけられます。
おかめはお多福とも呼ばれていたことから、福を招く女性として熊手には欠くことのできないものです。
そうはいっても昔は、熊手は平らで簡素なものだったそうですが、酉の市の盛り上がり、中でも商売繁盛を願う人々の求めによってか、今は立体的で迫力のあるものがたくさんあります。
熊手を買う人の多くが経営者やフリーランスの方です。
商売繁盛を願う気持ちは、今も昔も変わりませんね。
気になるお値段は、小さいもの○千円から、特大サイズの○十万円というものまであります。
縁起物だということで、買う人はチップとして熊手商へご祝儀がはずみます。
大きなものを肩に担いで、境内を歩いている人を見ると、色々すげぇ〜と感心してしまいます。
我が家は、昨年は○千円の小さいものでしたが、今年は少し奮発して大きいものにしました。
色々パターンがあって、フクロウが入っていたり、招き猫がいたりととにかくかわいいのです。
熊手の粋な買い方
酉の市で熊手を購入するときには「粋な買い方」というのがあります。それが価格を聞き、値切るというもの。通常、縁起物を買うときには値切ることはしません。なぜなら値切ることで運も切ってしまうからです。
しかし、酉の市で行われる値切りは通常の値切りとは多少異なった点があります。まず酉の市での値切りの手順は以下のとおりです。
店主に熊手の価格を聞く
3段階に分けて値切る
値切り交渉成功
値切り前の価格で支払い、お釣りはご祝儀として店主に渡す
手締めをする
ご覧のように値切りはしますが、その後のお釣りはご祝儀として店主に渡すため、最終的には最初の価格どおりに支払うことになります。これが酉の市で粋だとされている熊手の買い方です。
と書いてあったのですが、実際は予算を伝えるとちょうどいいのを持ってきてくれます。
あまり値切っている人は見かけないのです。
手締めは少し恥ずかしいところもありますが、それも含めて体験だということでしっかりやってもらいました
ということで、今年の我が家の熊手さんは、こちらです↓
金額は聞かないでください笑
でも、ずっしりと重たく、福を招いてくれそうな大きさです。
現場では小さめに見えたのですが、家に帰るとその大きさにあらためて驚かされました。
何とかリビングの神棚スペース横に吊るしました。
最後に、家族みんなで熊手にそれぞれの願いを込めて。
縁起物を意識した生活おすすめですよ〜。
我ながら、ハロウィーンもクリスマスも楽しめて、お正月や酉の市も楽しめる日本人の宗教観きらいじゃないです。
明日から、落ち込むことがあれば、熊手の「笑門」をみようと思います。