古代ギリシア 女性だけのオリンピック

 たった今知ってビックリしたこと。古代ギリシアで女性だけの競技大会があった。

 古代オリンピックと言えば、女人禁制、男だけで行われる体育競技会。女性は観戦すら許されないわけで。オリンピアで行われた所謂古代オリンピック以外に各地で行われた競技会も同じようなものだと思っていたので、大変驚いた。
 そういうものあると知って、慌てて検索しただけなので、まともな参考文献があるわけではない。Wikipediaとナショジオのサイトくらいしか検索でも出てこなかったがそれによると、ヘーライアという女神ヘラに捧げられた祭典であったとのこと。オリュンピア祭と重ならない年に行われた女子のみの祭典。競技は短距離走のみ。全裸で行われる男子の競技会と違って着衣で行われたが、伝承のアマゾン族にあやかってか右胸ははだけていたようだ。

 なにやらアリストファネスの「女の議会」を思わせるような話だ。女性の地位が低かったと言われている古代ギリシアで、この競技会に出場したりオリーブの冠を受けた選手が、社会でどのような評価を受けたのか気になるところだ。故郷で特別な扱いを受けたのか、普通の日常に帰っていったのか、興味は尽きない。

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