癒し系の棚について
本がたくさんあるところが好きだ。古書店や、本屋さんが好き。
公共図書館で働いたことがあるけど、あそこは外部の人にはなぜか伝わらないが、わりとクレーム多い。怒鳴ってくる人ふつうにいる。で、なんで公共図書館なのに静かにさせないんだ! とスタッフに怒る人もいる。無料で本が借りれるとにこにこしてた人が、あ、ここ税金なの?と突然態度が代わったり。なんだか公務員バッシングの矢面に立たされてる感があったというか。
誰ても来られる場所で人を相手にする以上、いろんなことがある。クセがある人も多い。クセのある人……お前もそうだろというツッコミは自分でいれておこう。
で、その公共で「えーっと。自分は精神障害者なんですけど、なにか癒される本ないですか?」と聞かれた。(いちいち障害とか言わんでええやん)と思いながら、「どういう本に癒されるかは人によりますので」とまじめにいってた。
(※どこで働いてたかは書かないのでこういうことも書いていますが、原則、誰がどういう利用をしているか、どういう本を借りたかだけじゃなくて来館してるかどうかも個人のプライバシーなので、図書館員がそれをしゃべるのはよくないという説もあります。ただ自治体にもよるし、請負会社にもよりますが)
活字は疲れるかもしれないし、写真集でいいじゃないと正職員が決めていたが。ぶあつい本に癒されることもあるやん。ただ、鬱の時って活字が頭に入らないけど。
今は公共図書館からは離れている。
でも、私の基準で選ぶ癒し系の本が集まった棚があるといいなと思った。
そして、私は、それほどたくさんは買いもしないのに、よく、奈良市にある、無人書店、ふうせんかずらでだらだらと本を見て過ごしていた
(しかも名前も間違って覚えていた。ふうぜんかずら× ふうせんかずらです)
なので、貸棚制度に出会って飛びついた。棚1段分借り、好きな本を置ける(私は、飾り付けは苦手で微妙。他の方はすごいから見てるだけで楽しい)
癒しについて少し書く。
癒しって、つまりセラピーなんだけど、けっこう残酷なことでもある。
一時的に悪化することもあるから、心の健康や家の環境や…… 土台みたいなものがぐちゃぐちゃな時にカウンセリングにかかると一時的に精神状態悪化することもあるし。
奈良市には、奈良女と奈良大学と帝塚山と、心理がある大学院が3つあるから、大学院生が担当してくれると安いよ(一回目は先生が担当なので院生が担当になるかはわかりません。あと、カウンセリング受ける場合、あっちこっち行きすぎると混乱するからよくない)って聞いたことがあるけど、もう、ちょっと知られるといいんじゃないかなって思う。
コロナ禍で大学閉まったこともあったし、クライエントで溢れたら困るかもしれないけど。
奈良女はキャンパスに鹿がいて、奈良大学のクリニックは心理学の巨匠、河合隼雄さんが住んでた近所で。えーと…… 帝塚山は高級住宅街で、きっと治安いい。
……どういう先生がどういう心理療法がとかよくわからないけどね
マインドフルネスもいい。もともとは仏教由来で、びっくりするぐらい流行っている。人によっていうことが違うので、ややこしいんだけど。
気づきを向ける、今ここを見るのがマインドフルネス
認知療法行動の進化系、ストレス低減法として研究されている。
病んでいる人と親和性が高い。と最近言われた
今の世の中で生きづらさをかんじてない人なんているのかなんて思うこともあるんだけど。
コロナでストレス過多になって、経済悪化の上、無敵の人爆誕して、治安が悪くなるの怖いから。なにかできるといいのになという気持ちも少しある。
せっかくだから、自分的癒し系の棚。
残酷なニュアンスがある短編小説や、河合隼雄、伊藤絵美、水島広子の本。若林理沙の養生の本。ほかにもいろいろ。置きたい本も置いている。自分でも持ってたいなあって思うけど、出しちゃった本がよく売れる(笑) で、また同じ本が欲しくなり、でも本棚に出したり。
↓このへんが人気な印象
売れるとうれしいし、棚を見ている人がいるというだけでも、なんだかうれしい。ほっこりする。
しかもほかの貸棚さんが個性的でスペック高くて豪華ですごい。
……自分のペースでやればと友人には言われているが(しかし、励ましてくれる友人はいるが、コロナだしと、私が週末に、ふうぜんかずらで店番やっていてもこない)
そんなこんなだが、なにかもうちょっとやってみたいなと、欲が出た
そして、大好きなマインドフルネス実践会の方まで巻き込むことにした。
(続く)