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週刊誌の表と裏。

突然ですが、あなたは週刊誌にどんなイメージを持っていますか。
芸能人のスキャンダル?政治汚職?ジャニーズ好きな人なら知りたくもないアイドルの恋人事情を暴露され、あまりいい思い出のない人もいるかも。

実は、週刊誌の内容は二つに分かれています。おそらく、皆さんが想像する政治やゴシップを取り上げるのが「一折」。そして、身近なコーナーや有名人の連載などが「二折(におり)」です。

先週、最終回を迎えたNHKのドラマ「半径5メートル」は週刊誌の二折を舞台にしたお話でした。主人公は一折でトラブルを起こし、二折に異動になった新人記者ことふーみん。"とくダネを獲ったもの勝ち"の一折から来た記者は戸惑います。

そんな二折のふーみんの指導役は、一風変わったベテラン記者の宝子さん。二折について、こんなふうに説明します。

「私たちが題材にするのは、半径5メートルの話。日常のもやもやは、ネタを探すチャンス」

ちなみに宝子さんを演じるのは、永作博美さん。パーマをかけておしゃれな感じがキャラによく似合ってます。

この言葉通り、二折の記事テーマはとても地味。子どものSNS、断捨離、ワンオペなど。どこかで聞いたことある、という話ばかりです。

でも、それをどう斬るのかが腕の見せ所、と宝子さん。まさにその通りだなあと思うのです。

パパ活調査のためにSNSで女子高生になりすましたり、ホストに潜入したりと宝子さんに振り回されるふーみん。その中で感じた事、考えた事を記事にしていくうちに、二折記者として面白い企画を考えるようになります。

ライターはもちろん、そうでない人も絶対に楽しんで見られるはずです。オンデマンドから、ぜひ。

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