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便太郎・スンガイコーロク
2025年2月6日 08:58
仕事は順調。自分からペラペラしゃべらず、相手の話を聞きだすスタイルに変えた。上海商工会に入会して手に入れた日系企業リスト片手に、テレアポしまくり!社長がくれた営業車に乗り込み、闵行区や嘉兴区の工場に殴り込み!今でもそうだが、工場内への飛び込み営業など不可能。アポ取ってないと絶対入れてもらえない。入れてくれたとしても広大な敷地内の何処に行ったらいいか、全くわからないのである
2025年1月23日 21:03
いつものように日本人の担当の方いらっしゃいますか?受付の女の子が一瞬、あっ!って顔をして目を伏せた。ん?何?日本人の方いますか?もう一度聞く。今いません…なんか変だな?名刺とパンフレット置いていきますので、何かあれば電話下さい。アレ? 嗚呼あああああああぁ松居直美だ!テメ〜このヤロ〜ここで何やってんだよ!外で話そう…お昼奢るから外で待ってて。昼休みまでビルのロビーで待つ。
2025年1月8日 08:51
こうしてバリバリ営業活動を続けました。気になる初給料ですよね?いくらだったと思います?ズバリ4,000元でした!前借り分を引かれて2,000元。1ヶ月生活出来る訳もなく、またキャプテンの宿泊費を滞納し、コソコソ逃げ回る日々を過ごすのである。そして2回目の給料で9,000元。3回目で15,000元と増える収入!高収入♪(ジャングルジャングルジャングル~♪ジャングル~だったら~高収入!)
2024年12月25日 21:59
キャプテンファミリーの愉快な面々については後ほどゆっくり紹介するとして…いったん営業活動へ話を戻す。上海日系企業の聖地!!!国貿中心ビルで某大手アパレル企業に飛び込み営業を仕掛ける。スルッと受付突破。いきなり総経理登場!例の如くペラペラ調子に乗って喋る。するとそこの総経理がその場で即、航空券予約してくれた。日本人駐在員が10名以上いる大手だ!「今後はうちの駐在員の航空券も任せる
2024年12月11日 13:24
仕事が決まる少し前から同じ部屋の李君と仲良くなった。彼はフランス語と英語がペラペラの中国人で、キャプテンに宿泊しながら仕事を探していた。特に約束した訳では無いが、毎晩19時喫煙所待ち合わせが暗黙の了解。二人でほぼ毎日一緒に晩飯食っていた。キャプテンから徒歩3分の四川中路のぶっかけ飯屋。チンジャオロース飯、マーボー豆腐飯、ホイコーロー飯を日替わりで順番に食らう。14,5元だったかな?そのう
2024年11月20日 21:43
翌日もう一回、汇丰大厦の上から順番に準備した価格表を配りまくろうと思ったら、午前中2社,午後から3社で応接室に通され、また調子にのってペラペラ話してまたまた好感触。飛び込みでピンポン押しても結構簡単に中に入れてくれて、しかも話聞いてくれるの凄いな〜!だいたい1社30分から1時間は雑談している感じである。なので、もう1日中喋り倒してクタクタなのだ…これを毎日繰り返した。汇丰の次は中銀ビル
2024年9月29日 08:58
翌朝社長に浦東の汇丰大夏(森ビル)まで連行された。「16時に迎えに来るので上からでも下からでも良いので順番に会社訪問して下さい。」「それじゃー頑張って下さい。」そう言い残すと社長は帰っていった。え?オレ1人?最初は一緒に行ったりするんじゃ無いの?どうやって訪問すんの?確かに使用期間無しにしてって言いましたが…もう少しやり方教えてよ〜う〜ん…さてどうしよう?とりあえず
2024年9月12日 18:41
江寧路と武定路のビルにある某旅行会社。中国語不問。性別年齢不問。日系企業向けの営業。使用期間三カ月。基本給500元。使用期間後給料は完全歩合制。「この条件で1週間考えてください」「やる気があるなら来週から働いても良いですよ」上海人の社長は、いっさい質問せずに、それだけ一方的に話すと面接は終了した。「あの…」「三カ月間月500元では生活出来ません!」「使えなかったらすぐ
2024年9月2日 21:31
外灘の時計台の鐘の音を聞きながら…過ぎてゆく時間…尽きていく金…あれほど無愛想で無慈悲だったキャプテンの服務員とはスタッフパーティに呼ばれるほど仲良くなっていた。街を歩いてると、「ツゥンヌへ〜!」と可的(コンビニ)のババぁから突然声を掛けられたりする。アレ?なんだ?このホーム感は!四川中路のワンタン屋のお姉さんがすっごい美人で毎日通った。九江路の臭豆腐の屋台のオヤジが同い年で
2024年8月23日 07:01
キャプテンを出てすぐ左に「可的」と言う当時上海No.1シェアを誇るコンビニがあった。ここで毎日「中南海」と言うタバコを買っていた。ここで働くばばあの3人組がいて、いつからか、「ツゥンヌンヘー」(中南海の上海語発音)と呼ばれるようになり、毎日レジ横に座って筆談しながら中国語を教えてもらうのが日課となっていた。相変わらず仕事のあてもなくネットカフェでシコシコ検索。前に送った仕事のメー
2024年8月3日 09:51
その後、重慶大厦を後にし、香港に来たらどうしても行きたかった、100万ドルの夜景を見に香港島へ。地下鉄の最寄り駅で、行き方良く分からずなんとなくこっちかなって?ウロウロしてたら、日本人老夫婦がガイドブック見ながら夜景見に行く相談してたので、ストカーになり尾行開始!おかげでスムーズに夜景スポットまで行く事が出来た。その節は有難う御座います。おおおおコレが100万ドルの夜景か〜
2024年7月17日 07:03
仕事も探さなくてならないのだが、ノービザの滞在期限も迫る。とりあえず、Tさんに教えてもらったとおりに、香港行って1年マルチビザ取りに行くかな?ってな訳で早速出発!上海駅は凄い人でごった返している。まだアプリで切符購入なんか出来ない時代である。駅の切符売り場で並んで、購入する。てか、Tさんが書いてくれたメモを渡すだけ。思えばTさん、いたれり尽くせりで優しいじゃないか?(なのに
2024年6月27日 09:00
2004年、冬の上海。蒸気の匂いが香る。小籠包を蒸す店。偽DVD屋の屋台。パンク修理のおっさん。竹の足場を組んで改装工事。(ジャッキー映画の世界感)そこで働くスーツ姿の労働者。無音で背後から忍び寄る電動自転車。スカート女子が皆無。外灘の時計台の鐘の音。灰色の街、上海。第一印象は正直あまりよくない。でも、来ちゃったものは仕方ない。中国のノービザ滞在は14日間。それま
2024年6月23日 16:52
参ったなぁ~船長青年酒店以外の宿は調べてない便太郎。雨に濡れるは、宿は無いわ…もう踏んだり蹴たったりとはこの事。アレ?俺は踏んだり蹴たったりして無いよね?踏まれたり蹴られたりが正しいのでは?とロビーで妄想にふける便太郎。と、そこに欧米人カップルが入って来た。便太郎と同様、ため息と舌打ちのワンツーパンチで、無慈悲に満室と断られていた。チャンス到来!おーい!君たち、こ