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おもひでぽろぽろ【上海編】

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え? 上海に辿り着いてなにしてたかって? 便太郎・スンガイコーロクが不定期で綴る、 脳内妄想アドベンチャー❕❕ 始まってるよ~! がはは
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便太郎のおもひでぽろぽろ【第14話】日系企業を求め浦東から虹橋へ!

便太郎のおもひでぽろぽろ【第14話】日系企業を求め浦東から虹橋へ!

翌日もう一回、汇丰大厦の上から順番に準備した価格表を配りまくろうと思ったら、午前中2社,午後から3社で応接室に通され、また調子にのってペラペラ話してまたまた好感触。
飛び込みでピンポン押しても結構簡単に中に入れてくれて、しかも話聞いてくれるの凄いな〜!

だいたい1社30分から1時間は雑談している感じである。
なので、もう1日中喋り倒してクタクタなのだ…
これを毎日繰り返した。
汇丰の次は中銀ビル

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第13話】 飛び込み営業開始!

便太郎のおもひでぽろぽろ【第13話】 飛び込み営業開始!

翌朝社長に浦東の汇丰大夏(森ビル)まで連行された。

「16時に迎えに来るので上からでも下からでも良いので順番に会社訪問して下さい。」
「それじゃー頑張って下さい。」
そう言い残すと社長は帰っていった。

え?
オレ1人?
最初は一緒に行ったりするんじゃ無いの?
どうやって訪問すんの?
確かに使用期間無しにしてって言いましたが…
もう少しやり方教えてよ〜

う〜ん…
さてどうしよう?

とりあえず

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第12話】 ジャパニーズビジネスマン爆誕!

便太郎のおもひでぽろぽろ【第12話】 ジャパニーズビジネスマン爆誕!

江寧路と武定路のビルにある某旅行会社。
中国語不問。
性別年齢不問。
日系企業向けの営業。
使用期間三カ月。
基本給500元。
使用期間後給料は完全歩合制。

「この条件で1週間考えてください」
「やる気があるなら来週から働いても良いですよ」
上海人の社長は、いっさい質問せずに、
それだけ一方的に話すと面接は終了した。

「あの…」
「三カ月間月500元では生活出来ません!」
「使えなかったらすぐ

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第11話】上海キャンディーズ

便太郎のおもひでぽろぽろ【第11話】上海キャンディーズ

外灘の時計台の鐘の音を聞きながら…
過ぎてゆく時間…
尽きていく金…

あれほど無愛想で無慈悲だったキャプテンの服務員とはスタッフパーティに呼ばれるほど仲良くなっていた。

街を歩いてると、
「ツゥンヌへ〜!」
と可的(コンビニ)のババぁから突然声を掛けられたりする。

アレ?なんだ?このホーム感は!四川中路のワンタン屋のお姉さんがすっごい美人で毎日通った。
九江路の臭豆腐の屋台のオヤジが同い年で

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第10話】南京東路

便太郎のおもひでぽろぽろ【第10話】南京東路

キャプテンを出てすぐ左に「可的」と言う
当時上海No.1シェアを誇るコンビニがあった。
ここで毎日「中南海」と言うタバコを買っていた。
ここで働くばばあの3人組がいて、いつからか、
「ツゥンヌンヘー」(中南海の上海語発音)と呼ばれるようになり、
毎日レジ横に座って筆談しながら中国語を教えてもらうのが日課となっていた。

相変わらず仕事のあてもなくネットカフェでシコシコ検索。

前に送った仕事のメー

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第9話】上海駅

便太郎のおもひでぽろぽろ【第9話】上海駅

上海駅到着。この頃の上海駅は裏側にバラックが立ち並ぶスラム街に隣接していて治安が悪かった。

スリ、置き引きが横行していて、駅の出口にホテルや白タクの客引き、ビラ配りの怪しい人が大勢スタンばってる。

出ると一気に取り囲まれて、いろいろ質問されるのだが何言ってるか全然わからない…

「どこ行く?」
「ホテルは?」
「どこ泊まる?」
そんな感じの事を言ってたと思う。

だれかれ構わず取り囲み、群がっ

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第8話】 100万ドルの夜景

便太郎のおもひでぽろぽろ【第8話】 100万ドルの夜景

その後、重慶大厦を後にし、
香港に来たらどうしても行きたかった、
100万ドルの夜景を見に香港島へ。

地下鉄の最寄り駅で、
行き方良く分からずなんとなくこっちかなって?
ウロウロしてたら、
日本人老夫婦がガイドブック見ながら夜景見に行く相談してたので、
ストカーになり尾行開始!
おかげでスムーズに夜景スポットまで行く事が出来た。
その節は有難う御座います。

おおおおコレが100万ドルの夜景か〜

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第7話】香港ビザ取得ツアー!

便太郎のおもひでぽろぽろ【第7話】香港ビザ取得ツアー!

仕事も探さなくてならないのだが、
ノービザの滞在期限も迫る。

とりあえず、Tさんに教えてもらったとおりに、
香港行って1年マルチビザ取りに行くかな?
ってな訳で早速出発!

上海駅は凄い人でごった返している。
まだアプリで切符購入なんか出来ない時代である。
駅の切符売り場で並んで、購入する。
てか、Tさんが書いてくれたメモを渡すだけ。
思えばTさん、いたれり尽くせりで優しいじゃないか?
(なのに

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第6話】新鑑真号!

便太郎のおもひでぽろぽろ【第6話】新鑑真号!

毎週火曜日と木曜日だったかな。
蘇州号と新鑑真号と言うフェリーが大阪から上海に到着するんです。
(今も運行しているらしい)

それに乗って結構、日本人が上海にやって来る。
2004年当時、上海の安宿といえば、浦江飯店と船長青年酒店が人気を2分していた。
ホステリングインターナショナルに加盟していたホテルは、恐らくこの2ケ所だけだったと思う。

(その後、北京五輪や上海万博に向けて上海市内に、ユース

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第5話】就活IN上海

便太郎のおもひでぽろぽろ【第5話】就活IN上海

2004年、冬の上海。
蒸気の匂いが香る。
小籠包を蒸す店。
偽DVD屋の屋台。
パンク修理のおっさん。
竹の足場を組んで改装工事。
(ジャッキー映画の世界感)
そこで働くスーツ姿の労働者。
無音で背後から忍び寄る電動自転車。
スカート女子が皆無。
外灘の時計台の鐘の音。
灰色の街、上海。

第一印象は正直あまりよくない。
でも、来ちゃったものは仕方ない。

中国のノービザ滞在は14日間。
それま

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第4話】浦江飯店

便太郎のおもひでぽろぽろ【第4話】浦江飯店

参ったなぁ~
船長青年酒店以外の宿は調べてない便太郎。

雨に濡れるは、宿は無いわ…
もう踏んだり蹴たったりとはこの事。

アレ?
俺は踏んだり蹴たったりして無いよね?
踏まれたり蹴られたりが正しいのでは?
とロビーで妄想にふける便太郎。

と、そこに欧米人カップルが入って来た。
便太郎と同様、ため息と舌打ちのワンツーパンチで、
無慈悲に満室と断られていた。

チャンス到来!
おーい!
君たち、こ

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第3話】上海到着

便太郎のおもひでぽろぽろ【第3話】上海到着

2004年2月4日朝6時頃だったと思う。

上海浦東空港到着。
めちゃくちゃドキドキしながら入国審査。

入国拒否されたら一巻の終わり…
心臓バクバクでいざゆかん。
入国審査!

アレ?
なんかいろいろ聞かなないの?
何日滞在とか?
中国に来た目的は?
とかなんとか?

無言でポンって入国スタンプ押してくれた!拍子抜けするほどあっけなく中国入国完了。

ほら~
大袈裟なんだよ!
何が誓約書だ?

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第2話】ドンムアン空港での攻防!

便太郎のおもひでぽろぽろ【第2話】ドンムアン空港での攻防!

ドンムアン空港到着。
夜中の1:00頃出発の飛行機だったと思う。

上海でワーホリだな!
まーなんとかなるだろう。
そんなかる~い感じで、
チェックインしようと列に並んでいた。

オレ様の順番である。
「窓側の席でお願いしま~す」
って言う前に、
カウンターのお姉さんが突然、

中国のVISAは?って言われた!

持ってません!
(キッパリ)
とオレ様。

日本へ戻るチケット無いとチェックインでき

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便太郎のおもひでぽろぽろ【第1話】目標上海!

便太郎のおもひでぽろぽろ【第1話】目標上海!

2004年1月微笑みの国タイの首都バンコク。
バイヨークスカイ近くのインド人街にある
ボロアパートに居候。

日本を出て半年。
人生を賭けた大一番で得た金は残り10万円ほどになっていた。
(※このエピソードはいずれ記すので乞うご期待)

南米を目指して日本を出たはずが…
いろいろ旅しているうちに資金が枯渇しかけていた。
とりあえずバンコクで仕事探して小銭を稼ぐつもりでいた。

適当な経歴の履歴書作

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