産後2週間健診にパパも行って一緒に不安を乗り越える
先日、次男046の2週間健診に行ってきました。
2週間健診の目的は、ママと赤ちゃんの心と体の状態を確認することですね。
パパにはあまり関係なさそうですが、これまでの経験を踏まえて以下の3つの理由でパパも休みを取って参加した方がいいと思います。
不安を二人で乗り越える!
ママはパパより不安がいっぱいだと思います。
そもそも出産でからだはダメージを受けており、ホルモンバランスの乱れや寝不足もあって通常とは全く異なる精神状態にありますよね。
2週間健診では、
「1日あたり〇g増えました」
と数値を示されるため、まるで学校でのテストのように、赤ちゃんに点数をつけられる気持ちになってしまいますよね。
そこで平均点以上の結果で合格をもらえるのか、追試を突き付けられるのかがはっきりするため、結果が出るまでは不安がいっぱいになるものです。
健診結果が良くても悪くても、結果をその場で夫婦一緒に共有できることは、これから一緒に子育てをする同志になるうえで大事なステップになると思います。
ちなみに、健診でよくない結果を伝えられた場合、パパは何と声をかけてあげるでしょうか。
・ネットから拾ってきた知識の披露(「参考程度でいい」「次の健診で改善されることが多い」など。事実だとしてもパパが言わなくていい)
・ポジティブすぎる発言(「気にしてもどうにもならない」「ケセラセラ」「し~んぱ~いないさ~~♪」など)
は、ふさわしくないかもしれないですね。
「できることを二人でやって、また一緒に来ようね」
というような寄り添った言葉を、私ならかけてあげたいです。
この時期のパパの言動が、これから先何十年と続く夫婦関係の行方を左右するという認識を持っておくべきです。
「産後の恨みは一生の恨み」だと私も肝に銘じています。
また、赤ちゃんを初めて外に連れ出す不安も大きいです。
忘れ物はないか、横抱きなので両手がふさがるけど大丈夫か、チャイルドシートはうまくつけられるか、運転中は顔が見えないけど大丈夫か…
我が家の場合、もう8年前になりますが、長男Sheiの2週間健診の前日に妻は大泣きしていました。
産後の行動が更年期に影響するのかを話していたら、私の何気ない一言が妻の逆鱗に触れてしまい、感情が一気に爆発してしまいました。
当時の妻はメンタルが崩壊しており、被害妄想がひどかったと日記に書いてありました。
私は仕事がめちゃくちゃ忙しい時期ではありましたが、当日は午前だけ会社を休んで一緒に行くことにしました。
そして初めて外に連れ出すその日は、まさかの土砂降りでした。
駐車場までも距離があるし、そもそも妻は車の運転が得意ではないため、休みを取って一緒に行ったことは妻から大変感謝されました。
赤ちゃんって意外と丈夫!
健診自体は、基本的には赤ちゃんを抱っこして待機しておく以外、パパがすることはないですね。
ただ、最後に小児科医の健診があるのですが、私たちがお世話になった産院では、その様子をパパも一緒に見せてもらうことができます。
赤ちゃんの体の状態や反応をみるために、お医者さんが赤ちゃんをコロコロしたり、ぶらんぶらんしたりするやつですね。
(…どこでもやってますよね?)
初めての赤ちゃんで力加減もよくわからず、おそるおそるお世話していた大切な我が子が、急にコロコロぶらんぶらんされる衝撃は大きいですね。
初めて見たとき、妻はびっくりして泣き出してしまいました。
なんてひどいことするんだ!という怒りや悲しみではなく、
赤ちゃんって意外と丈夫なんだ…
という安堵感によるものでした。
この感覚を夫婦で共有しておくと、今後の育児の不安が少し和らぐかもしれないと思います。
赤ちゃんがいかにも弱々しくて手を出せなかったパパも、これならきっと大丈夫だと感じられると思います。
男の子特有の症状もある
次男046の場合、タマ(精巣)が下までおりてきていない症状がありました。
小児科医の先生は、同性であるパパに症状を説明してくれ、注意して観察するように指導してくれました。
話がそれますが、私は小中学生で野球のキャッチャーをしていました。
ピッチャーが投げたボールがスイングしたバットにかすり、地面に跳ね返ったボールが、キャッチャーの股間に直撃して悶絶…ということがタマに起きます。
激痛でのたうち回る私はどうなるかというと、四つん這いにさせられ腰を叩かれたり、無理矢理立たせてジャンプさせられたりするわけです。
これは別に私の股間に追い打ちをかけようとしているわけではなく、下腹部に入り込んでしまったタマを下におろそうとしているわけです。
(今となっては効果があったか疑問ですが…)
痛みを想像できるパパたちは、タマをヒュンとさせながらこれを見ているわけですが、こういう感覚は女性には到底理解し難いことでしょう。
(急に偉そうに言うな)
男性特有の症状があるという意味でも、パパが行くと心強い場面がありますね。
それにしても、長男Sheiのとき(2016年)と比べると、どこに行ってもパパが多くなったなと感じます。当時は時代的にも育休なんて考えもしなかったですね。
ママと赤ちゃんの健診であっても、積極的に関心を持とうとするパパが増えているのは大変嬉しいです。
それと気づいたこととして、おくるみを使っているママが少ないなと感じました。
ムチムチの赤ちゃんだと必要ないのかもしれませんが、うちのように赤ちゃんが小さめだったり、親が瘦せ型であれば、おくるみがあると抱っこしやすくなる印象です。
また、夏場だと日中の日差しが強かったり、産院のエアコンも結構きいているので、体温調整という意味でもおくるみがあった方が赤ちゃんにとっては快適かなと思います。
余談ですが、赤ちゃんの首がぐらんぐらんのこの時期に、縦抱き抱っこ紐を使用するのはいかがなものかなと直感的に思います。
(新生児から使えると表記している抱っこ紐でも)
大人でも、飛行機や新幹線の中で何もつけずに居眠りしたら首がバッキバキになりますよね?
赤ちゃんは、そもそも体を起こした状態で重力を受ける練習を全くしていません。
赤ちゃんのふにゃふにゃでぐにゃぐにゃの首や腰に、大人が歩く時の衝撃がかかるのはたいへん酷なのではないかなと想像します。
こういう感受性や想像力が、育児では大切になってくると思います。
私が行った産院ではベビーベットが用意されていましたので、一人で行かざるをえないママも手をあけたいときは一時的に置かせてもらうか、スタッフに預かってもらえばいいと思います。
ちなみに1か月健診でも、健診内容は同じ感じでした。
Sheiと046が大人になっても、ぜひ2週間健診に一緒に行ってほしいなと思います。
今回のポイント
ママはホルモンバランスの乱れや寝不足のせいで、いつもと違う精神状態にあることを忘れない
この時期の言動が今後の夫婦関係の行方を決めると心得る。
「産後の恨みは一生の恨み」2週間健診はパパも同行して、育児の不安を一緒に乗り越える経験を積む。
赤ちゃんの丈夫さを知って育児の不安を和らげる。
男の子特有の症状はパパが受け持つ。
この記事で2週間健診に参加するパパが増え、ママと強い絆を築いてくれると嬉しいです。
またねー。
ベテランパパ